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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

京都暮らし296. 奈良市写真美術館

2010年04月28日 | Kyoto city
 新薬師寺の裏にある、入江泰𠮷記念奈良市写真美術館にでかけた。奈良の風景や仏像を撮影した入江泰𠮷の全作品8万点の寄贈を受けて1992年に開館されたものである。
 建築設計は黒川紀章である。周囲の風景に合わせて、建物の高さを低く抑えてある。
 私が出向いた頃は、調度学芸員の解説付きで写真をみることがではたのは幸運だった。こうした美術館の展示品は、解説やガイド付きの携帯案内がないと、ただ、「古いですのぅー!」で終わってしまうからだ。展示品というのは、まさに意味の世界だからだろう。
 入江泰𠮷の今回の展示は、平城京遷都1300年を意識したものだろう。戦後から現代に至るあおによし奈良の都が綺麗なプリントで展示されていた。
 最後に入江泰𠮷が使用した機材が展示されていた。リンホフ4×5というのは私も知っていたが、レンズはニッコールとフジノンであった。その他にハッセルブラッド2000FC/MとライカM3が展示されていた。さすが巨匠の撮影機材は、迷うことなく優れものを選んでいるなと思った。

奈良市,奈良写真美術館,2010年4月24日撮影.
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Distagon25mm/f2.8,ZF.
シャッター:1/160,絞りf11,露出補正1/3,ISO100,カラーモードF2.
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