ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマン、趣味と独り言でストレス発散

最後の・・・・

2009-06-11 21:10:22 | 平々凡々

  

   ついにこの日が来た。これを境に私はきっと魂が抜け出た殻になってしまうに違いない。・・・大げさです。けれど・・・寂しい。

 <o:p></o:p>

 ボーナスの話だ。昭和45年に勤め始めて38年、とうとう私の最後のボーナス日が来たのだ。私の契約は前年下期までがボーナス有り、今期からは年間契約では有るがボーナスは無い。ボーナスはおよそ年間で5か月分なので、年間所得は17分の12と70%に落ちることになる。

<o:p>  </o:p>

<o:p>  最後の明細表</o:p>

<o:p></o:p> 

 サラリーマンにとって年2回のボーナスは少なからず男の甲斐性みたいなものがあって、その日はお頭、刺身付きの料理を期待していたものだ。要するに妻や子供たちにお父さんは頑張っているのだと、誇示することが出来たのだ。それがなくなるということは、私の役割も終えたように感じる。仕事にしたってパート感覚になってしまって、やる気が起こらないのだ。会社の言い分は、まもなく年金も入ることだし、働く意志だけは認めよう!くらいなのだろう。

<o:p></o:p> 

 まぁ嘆いていたって始まらない。仕事の責任も薄くなることだし、ぼけないように適当に頑張ることにしよう。働ける場があるだけでも幸せだ。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 いつものようにジムに寄って帰宅した。夕食は何だろうと若干期待していたが、メインはローストチキンにきのこ具のあんかけだった。お刺身ではなかったが、手をかけた料理のようで嬉しかった。 そして、妻が「お疲れ様、気が変わらないうちに」と封筒を差し出した。 ボーナス小遣いなのだった。 袋を手にすると重たくて厚い! びっくりして「千円札?」と尋ねると、「これで最後だから、」という。 

<o:p></o:p> 

今まではボーナスの小遣いは月々の2倍だった。 が、今回は何と5倍も入っていた。 妻としては大英断に違いない。 この思いがけないボーナスに私もびっくり。 いつも美人の妻では有るが、このときは天女様に見えた! ありがとう、大事に遣います。

 

<o:p></o:p> 

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする