魔弾の射手

ここ数日　初台の新国立劇場に2回も行きました。

まず、木曜日に　このあいだ一回観た　「ＳＥＭＰＯ」を　たまたま　すごくいい席を譲っていただいたので　もう一回　観にいきました。

1回目に観たときは　全体の話の流れを掴んだって感じだったんですが、2回目に観たら　ナンバーに込められたメッセージとか　前回　気付かなかった　役者さんの細かいお芝居とか　演出とかが分かったりして　結構楽しめました。

お芝居の内容も好きなんですが、　「ＳＥＭＰＯ］　は　曲も結構いいです。お芝居の内容と　ナンバーで　感動して、ラストに　カイムというユダヤ人役の　沢木順さん　が　杉原千畝のことを語るんですが　その言葉に　グッとくるものがありました。　　

しょーこの隣の席が　1人で観に来ていた　スーツ姿の男性だったんですが、2幕の途中からずっと　感動して泣いてたのが　なんかとても新鮮でした。

こういう　心のデトックスを求めて　一人で観に来たのかなぁ。でも　そのくらい　いい作品です

 

そして　もう一回は　「魔弾の射手」というオペラを観にいきました

人生　2回目のオペラ。

実は　この　「魔弾の射手」というオペラの序曲を　中学一年のとき　所属していた学校のオーケストラ部で演奏したことがあって　その時以来　ずっと　この作品に興味をもっていたんです。（序曲の入ってるＣＤも持っていて　時々聴いてます。）

「魔弾の射手」は　ボヘミアの森が舞台で　猟師マックス　は　恋人のアガーテと結婚する条件として　彼女の父親から　領主様の前で開催される狩猟大会で優勝することを要求されます。

どうしても　アガーテと結婚したいマックスは　悪魔に魂を売り渡した友人のカスパールにそそのかされて　百発百中という　魔弾に手を出してしまう。

でも　その魔弾というのは　7発あって　6発までは　思い通りの標的に当たり　最後の7発目は　悪魔の定めた標的に当たってしまうというモノで　カスパールは　その7発目が　アガーテにあたるように　悪魔をそそのかします。

狩猟大会当日　その魔弾の7発目が　アガーテにあたりそうになるんですが、彼女は　隠者に貰った　お守りの白いバラを身につけていたので　弾は　アガーテには当たらず、木の陰にひそんでいたカスパールに当たって　カスパールは絶命する。

そして　ラスト、　すべてを告白したマックスは　隠者の助言により　一年の猶予の後に　アガーテと結婚することが許される　というのが　だいたいのストーリーです。

話の内容は　以前・・・確か　小学生の時に　本で読んだことがあって　それと　オーケストラ部で使ったスコアという　オーケストラの楽譜にも書いてあったので　知っていたんですが、上演されたものを観るのは初めてで　すっごく楽しみでした。

衣装が　ちょっと現代風のアレンジになってたりしたんですが　曲も歌も　ホントに素晴らしかった！！！　特に　アガーテ役と　そのいとこの少女エンヒェン役の方のソプラノが　とても美しかったです。

演出も　真夜中の森の中の不気味な感じとか　7発の魔弾を　オリオン座の星に置き換えて　一発打つごとに　紗幕に描かれたオリオン座の電飾の星が一個消える　みたいな工夫がされてたりして　なかなか斬新でした。

前回観た　アイーダは　セットも衣装も　ひたすら豪奢だったんですが、「魔弾の射手」は　もうちょっと気楽に観られる感じ。ストーリーも分かりやすいし　しょーこのような　オペラ初心者には　結構いいかも　でした。

 

さて　この　新国立劇場には　もうひとつ　楽しみにしてるモノがあって・・・　それは　幕間に　ビュッフェで売ってる生ハムのサンドイッチなんです。

クロワッサンみたいなカタチになってるブリオッシュ生地のパンに　生ハムとチーズが挟んであるんですが　これがすごくおいしい。わりとすぐ売り切れちゃうんで　休憩になったら　速攻行って　ゲットしてます。

あれ？　ダイエット中だった・・・。

 

さぁ　明日は　27日のドンキのお稽古です。明日が終ったらいよいよ　ゲネと本番しかない。16日の照明下見は　あんまりなデキだったし・・・ちょっとヤバイです。

実は　先週は　うっかり寝坊して　大遅刻してしまったので・・・明日は　頑張って早起きしまぁす。