北海道はどんな食べ物も美味しい!と道外からの人達からしょっちゅう言われます。子供の頃から当たり前のように、食していた物ばかりなので不感症ですが(!)、この年齢になってからは、改めて感謝の気持ちを込めてありがたくいただいていく所存であります。
確かに、海のもの、山のものとどれをとっても美味ですよね。
内地在住時代にそれは身を持って痛感しました。全然鮮度も味も大違いだ。
誇るべきですよ、道産子諸君!!
さてさて、今月の21日に控えしマサ企画のS・T・Aライブ・イベント「リブレーション」
今回の出演バンド達は、いつもとはちょっと色合いの違うコダワリのサウンドを売りにしたマニアック路線。
今から楽しみでワクワク。
S・T・Aもそのライブのための最終リハーサル(といっても最近は月に1~2回程度)に全メンバー9人がスタジオ集合しました。
先週、若手ナンバー1のダイちゃんが東京から札幌へ戻ってきて、3年ぶりにテナー・サックスでS・T・A復帰。
トロンボーンのカツも半年以上ぶりに復帰。
そして今回は去年の夏以来、久し振りにトランペッターのクリもはるばる千歳より復帰しましたよ。
賑やかなる布陣だ。もちろんこのメンツでブラスロックをぶちかましたら迫力満点だあ!
万全の体制が整いました。
しかしSTAのメンバー達は遠距離からの合流者が多いバンドです。
他にも苫小牧、小樽、江別・・・・7月には室蘭から舞い戻ったSTA10年ぶりの旧メンバーがやってきますよ。
話題性も豊富なやつらばかり。
スタジオにはそのクリさんがロビーに1番乗り。燃えていますね(マサの入りは2番目)。
積もり積もった話で早速華が咲く。
各メンバーらは、挨拶もそこそこにまずは立ち位置を確保。大所帯バンドは場所取りが最初の作業。音出しはそのあと。
クリさんには旧知の仲でもあるクニからトランペット・スコアが手配済み。
なにかと要領よくはかどり助かります。愛用のトランペットも注目の的。
この時点でトランペッターの2人はリフとソロ・パートの配分決め。これでクニはペットとコーラス、パーカッションの割り振りがそうとうに楽になったはず。
(勢いあまってパワフルなクニはパーカッションを壊してしまったよ!!)
頼もしい存在のクリ。これで鬼に金棒でしょう。
セッティングだけでもけっこう時間が経過しちゃったから、マサが壁に貼りだしたセットリスト表に沿って即全員での演奏を開始。
休憩時間を取る余裕なんてこれっぽっちもありませんよ。時間延長したいぐらい。
本番さながらに流れを掴む意味で、メドレーもこなす。
どうも先週と問題点が変わらない・・・。テンポもあいかわらず走り気味だし。
何度も何度も演奏がストップ。ライブ、こんな調子で大丈夫なの・・?と皆、不安がよぎる。
しつこいと思われようが、繰り返し、繰り返し、部分抜粋で修正を試みるもズレまくりでうまくいかず。焦る気持ちを抑えつつ説明。
納得のゆくまで全員で輪になってチャレンジ。
では今度は通しでいこう!
でもやっぱりつまずいてしまう。
もうこうなりゃあ、個人個人で責任持ってトレーニング。
そして次の曲へ。
ジュンは自分のパート以外にも気を配って采配をふるう。
ノブは黙して語らず・・・・ただただ、ひたすらにギターで感情表現するのみ・・・おおお!
カツとダイちゃんも、互いのスコアを照らし合わせてなにやら相談。
なんといっても、今度のライブはうるさ型のミュージシャン達が数多く、トリの企画バンドSTAもうかうかしていられません。
各レベルが上がれば、それぞれの意見調整もなかなか難しいものがあります。
それらのエゴと歩み寄りのサジ加減が絶妙ならば最高なのですが。
そうやって13年間S・T・Aを牽引してきました。最近、よくバンド仲間達から「どうやってこれだけの長い期間、一度も休まずに毎月ライブをやり続けることができるの?しかも大人数で難解なジャンルで・・・」と質問されるのです。
妥協と意地と執念のバランス感覚との葛藤の繰り返しの日々・・・でいつの間にか現在に至る、といったところでしょうか。
ある時は歩み寄り、またある時には悪役になってでも守り抜くところは貫き通す。きれいごとでは済まされません。現実は予定調和のトレンディ・ドラマとは違うんだから。
細かいことを語っていくと膨大な量を要しますので、そこいら辺のことはまた後日。
「興味があるならば君もやってみたら」ということです。それが一番わかりやすいかも。隣の芝生は良く見えるっていいますからね(笑)。
二順ほど、ライブどおりに演奏を終えて後は、一番ハンディのある(そんな事、実はないんだけど一応ね)ダイちゃんリクエスト・コーナー。
大方の予想通りの曲を次々にピックアップ。そうこなくっちゃあねえ。効率よく生きのいいところをかいつまんで活性化させましょう。
ダイちゃんが加わった事で、不思議とSTA内にはケミストリーが生まれつつあります。
1人が数人分の役割まで果たしてもいます。
そういうメンバーが数人います。貴重なる仲間達。
大いに励みにもなるし、支えてももらっていますよ。
後片付け後、ロビーにて残っていたメンバー4人でミニ・ミーティング。
手前味噌ではありますが、年々S・T・Aというバンドは認知度が拡大しています(それが当たり前なんだけどね。STAのようなバンドって他にいないし)。
今のS・T・Aは歴代の中でもトップクラスの手ごわい集団ですよ。
21日、二十四軒に移転後初のライブハウス「バーン」へ2年ぶりに乗り込みます。
崖っぷちに立たされるほどにスリリングな真価を発揮するバンドに成長しました。
今回はどんなサプライズが起こるかな?
ステージに潜む魔物は今回のSTAに対してどう仕掛けてくるか受けて立ってやろうじゃあないかい!
というわけで、21日の「バーン」でお待ちしております。
見応え、聞き応え満点の全6バンドですよ!よろしくね!