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同軸コリニアアンテナの使い分け?

2021年07月18日 21時11分23秒 | 同軸コリニアアンテナ

今日はアンテナの使い分けについて説明したい、430MHzでメインで使用している同軸コリニアは下記の通りだ

●15段同軸コリニア(NN)

最近は標高の低い場所(100-200m)での運用が多いので15段同軸コリニアを主体に使用している

10段と比較するとSが1-2違うのでメインアンテナ。段数の差は1.5dB余りしかないので不思議。しかし事実だ

最近のノーマルタイプは若干ダウンチルトをつけてある。10km進むと主ローブが150m沈み込む程度

しかし平地の住宅街でこれを使用すると全く使えないアンテナであることは明白だ

(そういう方にはチルト角のないアンテナを提供している)

先日赤城山の1400m地点からこのアンテナで運用したが理論的には100kmで主ローブが着地するわけで

簡易計算するとアンテナから半径30kmが不感地帯になっている。700mで15km

メーカ製のGP(主ローブは0度)を1400m地点で傾けもせず使用するのは全くの間違いであることが分かる

  • つまり多段GPは段数と標高に比例して足元の不感地帯が広がることが分かる

15段同軸コリニアの新ノーマルは標高2-300mの移動運用ではオススメである

●10段同軸コリニア(NN)

垂直面が広いので15段よりは更に使いやすいが、Sは1-2落ちる(メーカー製のどのGPと比較しても遜色ない)

実は多段になるほど八木・ビーム系アンテナとの相性が悪くなるが10段以下では明確に出ない

下側の放射は-7度あるので2kmちょっとで150m低下。100km以内の通信や山岳移動局との交信でも使える

●22段同軸コリニア(NN)

同軸コリニアも基本的に段数に比例してゲインは向上する。しかし垂直面が狭くなるために使い方は難しくなる

さらに1400m地点での不感地帯は半径40kmに達する、700mで20km

●9段同軸コリニア(ND)

15段以上での不感地帯を解消するためにND(ダウンチルト)を使う。

1400mでの主ビームの着地点は50km。不感地帯は14kmしかない。

また水平線より上への放射が期待できないので山岳移動局との交信のSは低下する

水平放射はあるので東京UHF(標高1550m)からでも長野と交信できている

基本的には9段の同軸コリニア(ND)と22段を組み合わせて使うのが推奨

2000mを超える山岳移動局には更にダウンチルトのきついアンテナを提供している

ダウンチルトアンテナがなくてもアンテナを地上方向に倒して運用すれば問題ないがコンテストやポールに取り付けての運用ではそれも難しい

●使い分け

  • 標高が300m以下であれば10段または15段同軸コリニア一本で問題なし
  • 標高300m-1000m9段同軸コリニア(ND)がベストさらに遠距離用に15段以上を投入する
  • 標高1000mを超える9-10段のNDDタイプ(近距離用)と20段以上(遠距離用)がベスト

●FAQ

Q:メーカー製GPより近距離のSは弱いけれど遠距離は強くなります!どうしてですか?

A:答えはここに書いてあります

Q:見通しでない場所との交信では八木よりもSが強いのですが?なぜですか?

A:直接見通せない場所へは障害物を迂回した場所から電波が飛んでいきます。特に最近のノーマル同軸コリニアは下向きに電波が出ていますので海面や地面で強く反射されます。その反射波が見通し外へ強く入感するのです。

八木同士では反射面である海面や地面に双方のアンテナが向かないと同等のことが出来ません。


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