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短編映画集『破れたハートを売り物に』上映&甲斐バンド生ライブ

2015-03-03 15:37:14 | LIVE LIVE LIVE!

2015/02/28


               【日時】2015年02月28日(土)
               【会場】お台場シネマメディアージュ・シアター1
               【座席】F列13番
               【開演】16:50
               【終演】19:00 
               【観衆】600人


春の那覇ステイ慶良間の帰り道。
羽田へ着いたらお台場に直行して、甲斐バンド短編映画上映&生ライヴへ行って来ました。
5作品オムニバス形式での上映、5つ共に甲斐バンドの曲が使われるという作品。
上映後に甲斐バンドが20分ライヴを敢行するとなれば、もうこれは行くしかありません。
沖縄から羽田到着が14時、そのままモノレールで天王洲アイルへ出て東京テレポートへと。
15時過ぎには到着したので、初めてお台場のビーチへ行ってみることにしました。






雲ひとつない快晴となった東京、最高気温10℃だけど春の陽射しでポカポカ陽気に。







初めて来てみた、お台場シネマメディアージュ。
ダイバーシティに似た感じの館内、人が多く賑わっていました。







なかなか整った人工ビーチで好印象、風が弱くかなり気持ち良い午後3時のひと時に。




16時半過ぎに開場され劇場へ入ると、前から6列目の中央で絶好のポジションでは。
まずは司会進行の綺麗な女性が現れ、オムニバス5作品の監督&主演の方々5名が舞台に上がりました。
圧倒的に目立つのが船越英一郎、それぞれ5名のインタビューが行われ最後に甲斐よしひろも舞台へと。
シャンパンの箱を持って舞台下の階段を上がっての登場、上下黒ずくめのスタイルでギラギラな雰囲気。
喜びのコメントを残して船越英一郎にシャンパンを渡す甲斐さん、ここから舞台スチール撮影が行われる事に。

上映はマキタスポーツ主役の『オヤジファイト』から。
妻に逃げられた中年サラリーマンが、ボクサーを目指し奮闘するストーリー。
その入場曲に「らせん階段」を使うという設定で、曲がストーリーとマッチして良い感じに。
約20分ほどの作品ながら引きつけられ、思わずATGかと感じた見応えあるオープニングでした。

間髪入れずに次の作品『父と息子』が上映。
船越英一郎と大森南朋が出演という、甲斐バンドに関係性のある2人が魅せてくれました。
安奈という娘を持つ父が船越英一郎、安奈との結婚報告にやって来た婚約者・大森南朋との話。
もちろん流れる曲は安奈、ライヴバージョンと2012バージョンが使われて最高の出来上がりでした。
あっ、この作品で甲斐さんがタクシードライバーで銀幕デビューです。

次の作品は『この柔らかい世界』、松田美由紀の演技が凄まじく見入ってしまいました。
使われた曲は「そばかすの天使」、母と娘の愛と憎しみを描いた強烈な一幕。
これまたATGを思い出してしまったけど、娘役の手塚真生という女優が素晴らしかった。

4作目は「アウトロー」が使われた『熱海少年探偵団』という作品。
タイトルだけ見るとほのぼのしてるけど、内容はホラーも含め残虐シーン満載なドキドキな映画。
パンチのある名曲が際立ち、予測不能な展開を最後の最後まで緊張しながら観てしまいました。

ラストは青山真治監督の『ヤキマ・カナットによろしく』 。
バーカウンターにて博多弁がガンガン使われる作品、最後は甲斐さんが渾身のハーモニカーを。
このハーブを奏でるシーンが熱くグイグイ来てお見事、甲斐さんの吐息まで聞こえて感激です。




5作品の上映が終わりエンドロールが流れると、舞台上には甲斐バンドのセットが作られます。
やはりアコギスタイル、そして司会の女性が良いタイミングでアナウンスすると「らせん階段」のイントロが。
おぉ、なんとカラオケでは!それでも勢いよく舞台に駆け上って来る甲斐さん。
これには観客も総立ちとなり異様な空間に、舞台にはスクリーンがそのままで窮屈なステージで。
それでもいつものように全開で唄う甲斐さんの姿が眩しい、ボーカルの音響は普通のマイクなので伸びて来ません。
しかしそれでこそ生身の姿で見応え十分、ヨロシクない場所でも100%で唄い切る姿に感動しました。
ここで松藤さん&一郎がアコギを持って舞台へ、前野さんも現れてアコーディオンを持っています。
「安奈」が始まり高度な3人の演奏に、感情のこもった甲斐さんのボーカルが絡み実に素敵です。
そして甲斐さんが「アウトローーーっ」と叫び、松藤さんと一郎のギターからパワフルなフレーズが炸裂。
このスタイルでのこの感じ、どこかで観た時の事を想い出してしまいました。
そうそう、確か渋谷のタワーレコードでインストアライブした時のアウトローだ!
20分のライブと聞いていたので「あと1曲か2曲」と思いつつも、なんとこれで舞台を去る甲斐バンド。
鳴りやまないアンコールに困る女性司会の方、小声でアナウンスするも収まらないアンコール。
最終的にはスーツを着た男性スタッフが地声でライヴ終了を案内、ここで僕等も帰る準備に入りました。
緊張感ある刺激的な5つのオムニバス映画を楽しみ、最後は甲斐バンドが3曲演って去るというワンナイトショー。
これが41年目の始まりなのか、それともこれこそが40周年のファイナルだったのか。
次への展開の告知なしで終った一夜限りのワンナイトショー、終始ご機嫌な甲斐さんが印象的でした。


【セットリスト】

M01 らせん階段
M02 安奈
M03 漂泊者(アウトロー)



【バンドメンバー】

甲斐よしひろ/ボーカル&ハーモニカ
松藤英男/ギター
田中一郎/ギター
前野知常/アコーディオン




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