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ベルカント唱法呼吸法

2018-01-14 13:26:56 | 音楽、芸術

歌う為の深呼吸は、普通の深呼吸ではありません。

日本ではドイツからクラシックを取り入れた事が原因で

ベルカント唱法とは違う呼吸法を教える教師が多いので困ります。

「横隔膜」の開き方について、大きな問題があります。

ドイツ人は、息を吸って横隔膜を横に張ったままキープする方法を取ります。

これは、実はテクニック的に問題が有ります。

 

横隔膜を横に広げてキープしようとすると、肩に力が入ってしまいます。

これを体格の良いドイツ人男性なら肩に力が入らずに出来るかもしれませんが

小さいイタリア人や女性には、体力的に合いません。

ドイツ人ソプラノのEdda・Moserを見れば分かりますが、思いっきり肩が上がっており、喉にも力が入っています。

 

そもそも、息が入れば、自動的に横隔膜は開きます。

無理に開けようと意識する必要は無いのです。

 

特に女性の場合は、横に広げようとするのではなく、お腹を思いっきり膨らませれば良いだけです。

お腹いっぱいに息を入れて、歌うと息はどんどん無くなっていきます。

 

お腹がペチャンコに成る様に、きっちり吐き切れば自然と深呼吸が出来ます。

息は、歌うフレーズの長さに合わせて、かっちり吐き切る様に歌います。

短いフレーズでも、きっちりと吐き切ります。

妙に息を溜めておくと、だんだんアップアップして、息が入らなくなり、歌唱困難に成ります。

 

必ずきっちりと息は使い切って、次のフレーズに進みます。

「歌う事とは息をする事と同じ」

「呼吸する様に歌う」

とはこう言う事です。

 

息を吸う時に大事なのは、息は喉の奥へ吸い込むのではなく

軟口蓋=上の方を目指して「吸い上げ」ます。

吐くときには、息は全て息漏れの無い様に、響きに変えて吐き出します。

どうすれば漏れないかと言うと、吐くときにも、軟口蓋に沿って吐き出します。

鼻の皮の先まで息を前に出します。(まあ、直接教えないと分からないと思いますが。)

はあーっと音がする様な吐き出し方をすると、息は、一瞬で無くなります。

長いフレーズを歌う時は、極限まで息を響きに変えて、吐く息をセーブします。

 

フォルテとは、息をいっぱい使う事であり、ピアノは、息をセーブすると出来ます。

呼吸と強弱が密接に関係するので、呼吸のコントロールが表現力に繋がります。

 

フォルテの時に意識する事は、息を上へ上へ(頭の上)と勢いよく送り込む事です。

頭を思いっきり響かせるのです。

ピアニッシモとは、頭の響きを保ったまま、息を極力セーブすると出来ます。

 

基本は、お腹いっぱい膨らませて深呼吸して、お腹がペチャンコになるまで吐き切る事です。

 

呼吸のコントロールが出来る様になると、ビブラートのコントロールも出来る様に成ります。

 

ピアノ、フォルテ、ビブラートのコントロール、これら全てが呼吸で出来るのです。

ですから「歌う事とは呼吸する事」な訳です。

呼吸が、一番重要な基本です。

 

 

 

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