きみの靴の中の砂

カリブ海から来た酒

 

 

 ラム酒の世界的醸造会社は、マイヤーズ(ジャマイカ)、ハバナ・クラブ(キューバ)、バカルディ(バーミューダ諸島)が有名だが、カリブ海の島々へ行くと個人経営に近い小規模な醸造所も沢山ある。

 15年程昔、在京フランス大使館主催の『フランス海外県のラム酒祭り』のような主旨のプロ用見本市が表参道のホールであって、出かけたことがあった。

 日本の販売代理店数社が計数十銘柄を出展していたが、中には観光がてら、カリブ海から社長自ら来日した会社もあって、聞くと、ほぼ個人経営なのだが、業界では名の通った銘酒を出荷しているという。

 概ね実費で試飲できるのだが、当時、ショット・グラス一杯7百円位から3千円を超えるものまであって、好奇心から一番高いのを飲んだ記憶がある。それは、何の知識も与えられずに飲まされると、そもそもお酒の種類すらわからないほどの薫りと甘露。敢えて表現すれば、口当たりの良いダーク・ラムに和菓子に使う糖蜜をタップリ混ぜたような味だった。日本では高級洋菓子作りにしか使われないのかも知れないが、経済がもつなら常飲したいと思った。

 

 
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