今年の東京の冬は、まだ霜の降りるような寒い朝はない。建築技術開発が進み、そんな寒い朝でも、昔のように冷え込む朝餉の食卓はめずらしくなった。昔の木造は、家の中でも吐く息は白かったもんだ。
ところでその冬の朝餉だが、旬の大根と油揚げの味噌汁の湯気をフーフー吹きつつ啜った頃が懐かしい。
母親の出身地によるものなのか理由は不明だが、具の大根を短冊に切るのか拍子木にするのか、家庭により分かれるようだ。うちは拍子木だったが、イチ子さんは短冊に刻む。食感が多少異なるが、辛みまでも微妙に違って感じられるのは気のせいか。
【Cliff Richard - Angel】
最新の画像もっと見る
最近の「きみがいる時間」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2007年
人気記事