きみの靴の中の砂

作家の責任範囲

 

 

「雨続きだったから、今日は洗濯物が沢山あって忙しかった」と言う人多し。
 桃太郎のお婆さんの時代と違って、洗濯をしたのは洗濯機! あなたは洗濯機に洗濯物を入れただけでしょ? と突っ込みたくなる。

                    

 ところで、最初に変な習慣が出来て、それを規範にされると後続する者にとっては不幸だ。

                    

 商業写真業界に身を置き、クライアントにひたすら「クリアに撮れ!」と言われ続けると、必然的にカメラマンは注文に沿ってレンズの選定に神経を使うようになる。
 本来、カメラマンは、構図・露出など撮影に関わる設定に神経を使うのが責任範囲であって、写真がクリアに撮れるかどうかはレンズの性能の問題、つまり、購入に関わる『財力』の問題になる。
 商業活動と芸術活動の両立は、撮影者には大きな負担になる。
 
 
 

 
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