かつて2400人に及ぶ患者を収容していたが、現在は巨大な廃墟となったダンバース精神病院。その建物が公共施設へと改修されることになった。工事に先立ってアスベスト除去作業が行われることになったが、5人の作業員に与えられた期間はたったの1週間。時間が惜しい彼らは早速病院内部での作業を開始するが、次第に目に見えない狂気の気配に蝕まれていく……。
うっきゃーーーーー!!!
これめっちゃ怖いです。
他の人はどう感じるかわかりませんが、私が怖かったのは人間じゃありません。
馬鹿でかい廃墟と化した建物です。
真昼間、明かりが差し込んでくる部屋でも怖いのです。
患者が味わったであろう苦悩や狂気や恐怖……そんなものがあちこちに染み込んでいるようで…。
どうやらダンバース精神病院跡って北米一恐ろしい廃墟として数多くのWEBサイトでも紹介されているらしいのです。
「100万円やるから、肝だめしに行け」と言われても絶対に行きません!!
建物の中に残る、人体実験とも思われる手術に使われた器具の数々には寒気がしました。
昔はロボトミーやショック療法が当たり前のように施されていたなんて…これは治療という名の拷問ですよね。
作業員の一人が偶然見つけた、多重人格者の治療に用いられた診療テープには、No.444の女性患者であるメアリーと医師の声が録音されていました。
レベル1から始まったそのテープは、レベル9で驚愕の事実を明らかにします。
この録音テープだけで十分怖いので、こじつけのようにNo.444のお墓を見せる場面や、部屋を見せる場面は必要がなかった気もしますね。
霊現象や、派手な効果音は使わず、ただ淡々と建物内をうつしていくという作りがかえって恐怖心を煽る結果になってよかったと思います。
でも人間が徐々に狂気にとらわれていく描写はちょっと弱いんですよね。
だから人間にはあまり恐怖は感じなかったなぁ。
(監督は「人間」という生き物に恐怖を感じて欲しかったのだろうけれど)
CSIでお馴染みのポール・ギルフォイルとデヴィッド・カルーソーが出ていたのは予期していなかったことなので嬉しかったですね。
ホントはジョシュ・ルーカス目当てで借りてみたんだけど…髭面に黒髪だったので、しばらくジョシュだと気づかず。
「あれ~なんか似た人が出てるな」とか思っていました(バカ)。
本人だと気づいたのは数分たってから。
ジョシュは不良中年みたいな役で、最後とんでもない目にあってました。とほほ…。
霊魂とか怨念とかその手のものはあまり信じない私ですが17年前にこの集合住宅に越してきた直後は、不思議な現象が少なからずありました。
ココに住んでいた一人暮らしのお婆さんが病院で亡くなってしばらくして、私達が入居したんですがね・・・住みはじめて1ヶ月くらいの間、夜、布団に入ると丁度タンスが見えるのですが・・・そのタンスの上に小さな“お婆さん”が座ってこちらを見下ろしているんです・・・。怖い感じではないんです。ただ座っているんです。
でも夜になると金縛りに会ったようになるので近所の人に事情を話したら「お払い」することを勧められたので、それをした後はピッタリ、なくなりました。
・・・普通の住宅でこれですもん、古い“精神病院”ですか~~、おおー怖っ。
人体実験系の話は結構弱いのですが、そのテープってのがまたかなり怖そうですねぇ。
これは是非見たい!
映画よりそっちの方がむちゃくちゃ恐いです~~!!
うちの母も「見える」人らしくて、旅行に行ったホテルで深夜、「チーン」って鐘の音で目を覚ましたら、化粧台に向かって女の人が座っていたっていうし、最近では若い男性が枕元に立ってたっていうし(泥棒だったして)。害はなくてもちょっと恐いですよね。
古い精神病院…深夜のお墓より恐いです。
ちなみにロボトミーについてちょっと調べたらもっと恐くなりました。今もなおロボトミーの後遺症で苦しんでいる人が沢山いるそうなのです。しかも後遺症のおかげで50年も
精神病院にいる人もいるそうですよ。
夜中に布団を囲まれるってむちゃくちゃ恐いじゃないですか!!私だったら気を失います!!
この映画はですね~~「お化け屋敷レベルの映画」と評価している方もいらっしゃるようなのでdimnouilles-sauteesさんに楽しんで(?)いただけるかどうか。
私はイマジネーションを膨らましすぎて、余計に恐くなっちゃったのかも。