オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「恋に落ちる確率」

2007-01-03 01:02:41 | 映画・DVD【か】
みなさま、あけましておめでとうございます。
新年早々こんなどうしようもないブログを見にきてくださってありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたしますね。
今年はもうちょっと頭よさそうな文章がかけたらいいな~と思ったりもしましたが、まあニワトリ並の脳ミソしかないんで無理でしょうな。


と言うわけで(どういうわけ?)、新年早々ノリエガ祭りをやっちゃおうかなと思っていたのですが、時間の都合上、そして気分の都合上、この映画を見ることとあいなりました。



2003年、デンマーク映画。

マッツの弁髪見たさにみた「フレッシュ・デリ」に出ていた、ニコライ・リー・カース主演のパラレル・ラブストーリー。
ニコライ・リー・カース演じるアレックスが、ある日地下鉄の駅で、運命の女性アイメ(マリア・ボネヴィー)と出会い、一目で恋におちてしまうのだが、その恋と引き換えに迷路のような不思議な世界に紛れ込んでしまうというお話。

アイメに心奪われたアレックスは、可愛い彼女シモーネとデート中だったにもかかわらず、シモーネをおきざりにしてアイメをおいかけていく。
結果的にアレックスはアイメの心を振り向かせることに成功し、一晩をともにするのだった。
だが翌日、自分のアパートメントに戻ってみると、自分の部屋が忽然と姿をけしていた。
パニックになったアレックスは友達やシモーネ、そして父親に会いにゆくのだが、みな一様にアレックスのことなど知らないという。
一体何がおこったのか?
これは現実なのか?夢なのか?
彼女を愛したことで迷宮に迷い込んでしまったのか?



ううう・・・うわ~~~!!
アレックスだけでなく、見ているこっちまで迷宮に引きずり込まれてしまったわさ!!

いかようにも解釈できるんだけれど、どれも納得できない。
見終わった後、なんだか宙ぶらりんな感じで、ジグソーパズルの中に関係ないピースがまじっているような違和感が残る。
でもこういう映画、嫌いじゃありません。
「フレッシュ・デリ」や「幸せになるためのイタリア語講座」の時もそうだったのだけれど、不思議な透明感というか、ちょっと冷たくて澄んだ空気を感じさせるのよね。空間を感じさせるというか。
デンマーク映画ってみんなこうなのかどうかは知らないのだけれど、どうなんでしょ?

自分の解釈としては、初めは作家が描いた小説だと思ったのだけれど、最後の方のシーンでこれはアレックスの夢なのではないかと思った。
アイメと一晩を共にするけれども、結局寝ているアイメの指に指輪をはめ、部屋を後にするアレックス。あそこだけが現実だったのではないかしらん?
だから、あの作家も実はアレックスの夢の産物なのではないかなー。
でもそうだとすると・・・と考えだすととまらなくなる映画なのだ。


喫茶店でタバコをくゆらすアイメの隣に座り、自己紹介をするアレックスがとっても可愛いかった。
それからアイメを抱いた後のはにかむような笑顔や不安げな表情もいい。
そう、ニコライ・リー・カース、決して美男ではないんだけれど、表情が自然でとってもいい。すごいうまいのね。
アレックスの焦りや心の痛みみたいのがずんずん心に響いてくるの。
はっきり言って好きな顔ではないんだけど(笑)、でもニコライ好きだなあ~~~。

一人二役のマリア・ボネヴィーも、まったくタイプの違う役をうまく演じ分けていた。
魅力的ではあったけど、年齢不詳かな。

やっぱりオンナは化けるものなのよ~、アレックス。
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13 コメント

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あけましておめでとうございます♪ (DD)
2007-01-03 11:22:12
dimさ~ん、さっそく遊びにきました~。うっとおしいでしょうが、今年もよろしくです~。

「恋に落ちる確率」未見なのです。ワタシの中では、なんだかマッツに対する義理っていうか(爆)(爆)(爆)、マッツの出てないニコライ映画を観るのはね、ちとフクザツよ。
だってね~、マッツ目的で映画を観たはずが一緒に出ていたニコライのほうに転んだっていう方の話をあちこちで読んでね~、ひゅるる~・・・私もニコライって上手いな~かわいいな~とやっぱり思うけど~
・・・でも、dimさんのレビューを読むとおもしろそうね、コレ。えーい、うだうだ言ってないで、やっぱり観ようかな!
返信する
見て見て~~♪ (dim)
2007-01-04 16:47:51
DDさん、いらっさ~~い♪

え~マッツに義理立て(?)することないよ~、一緒にニコライに転びましょう!!
なーんてね。
ニコライがすごく好き!!っていうより、なんというか彼の演技が好きなのよ。だからヒューとかジェリーとかノリエガとかとはまた別ものなのよねえ。
ホントに彼はうまいな~~~と思う。でもインタビューの姿なんか見ると、フツーのにーちゃん。全然見ててもほほえましくない(爆)。
ニコライは映画だけで堪能したいですね。
これ、是非DDさんに見てもらって感想聞きたいわ~。
返信する
いんや! (DD)
2007-01-04 20:44:36
>マッツに義理立て(?)することないよ
>一緒にニコライに転びましょう!!

ワタシは天邪鬼なので、禁じられた愛には却って燃え上がるのだ!!(誰も禁じてないって?)
マッツ~~♪♪
・・・でも、この映画は内容的にすごくツボにはまりそうな予感が!ご紹介ありがとうです。
なんだか、ニコライのこの役って、ノリエガがやってもすごく合いそうだなあと思ってしまった(笑)♪

マッツ、マッツと言いながら、カジノ・ロワイヤルのあと、ダニエルの過去作品2つとTVドラマ、計3つのDVDをぽちっとしたワタシです。。。
返信する
観ました~ (さち)
2007-01-04 22:22:55
まさに迷宮でしたねー。早くdimさんの感想が読みたくて飛んできちゃいました。観るまではdimさんの文章読まないぞーっと思っていたのだけれど、この映画の内容じゃ、どなたの感想を読んでも関係なかったかも(苦笑)

映像は非常に芸術的だけれど、それでも嫌味を感じないのは、カースの整いすぎていない容貌のおかげなのかも。って私ったらさりげなく失礼なことを書いてるような(笑)まあいいか。

確かに彼の演技は魅力的!もっと色んな顔を観てみたいと思いました。
返信する
ををを~~~??? (dim)
2007-01-05 11:30:30
DDさん、なにかい?
するってーと、おめえさんは天邪鬼なのかい(だから本人もそう言ってんじゃんか)???←すいません、まだ時代劇モードから抜けられません・・・(汗)

じゃあ観なくていいってば!!

なんてことは言わない~~!!
お暇があったら是非見てね、ね、ね。
多分、DDさんなら意地でもニコライに転ぶことはないだろうから(爆)大丈夫でしょう。

しかし・・・やきそばさん同様、DDさんもダニエルさんにやられましたか・・・。
今はなんともないワタシですが、ワタシもいつか彼にときめく日がくるんでしょーか・・・。
返信する
ひゃあ~~~ (dim)
2007-01-05 12:01:55
さちさん、どうもです。

ひゃあ、もうご覧になったのですかあぁぁぁぁぁ~~!
早いですねえ。
ワタシなんてノリエガ祭りやるやるって言いながら、全然見てないのに、ははは。

これね~何回も観たらそのつど受け取り方が変わり
そうですよね。実はワタシは自分であんな解釈をしておきながら、今はまたちょっと違う風にとらえているんですわ。

>カースの整いすぎていない容貌のおかげなのかも

はいはい、そーですよね。あれでチョー美形だったら、イヤミとしか言いようがありませんよね。ある意味整ってなくてよかった・・・いや、よくない(笑)。
でもワタシも彼の他の作品、見てみたいですわ~。
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そうそう (dim)
2007-01-05 12:03:32
DDさん、言い忘れたよ~。

そう!!このニコライの役、ノリエガでもいいかも!!うんうん!絶対似合ってるよ~~~!!
きゃ~~♪
正月から妄想膨らませてます~~
返信する
Unknown (有閑マダム)
2007-01-10 16:57:11
dim さん、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。

ウワ~、この前のフレッシュ・デリも面白そう!と思いましたが、こちらも良さそう!
迷宮に私も迷い込みたい。
終わってからも不思議な感覚が残る映画って良いですよね。
お互い、今年も好きな映画とたくさん出会えて、たくさんお話できるといいですね!
返信する
今年もお世話になります (dim)
2007-01-12 04:36:43
マダム、あけましておめでとうございます~。

新年のご挨拶にもうかがわず申し訳ございませ~ん。

旅行はいかがでしたか?
いいなあ~、ワタシはうちのことがあるのでしばらく旅行はいけそうもありません。マダムの旅行記で旅行気分に浸るしかない・・・という感じです。
しかしベトナムって原色バリバリなんですね。あの人形もなんだか懐かしいような笑えるような・・・。
続き楽しみにしてま~す。

あ、「恋に落ちる確率」よかったですよ。是非ごらんになってください。
「オトコは顔じゃない!」と思いました(一瞬だけ)。
マダムの感想も見てみたいです。

最後になりましたが今年もよろしくお願いいたします。
返信する
美形・・・ではなく(苦笑) (哀生龍)
2007-01-13 00:28:50
>デンマーク映画ってみんなこうなのかどうかは知らないのだけれど、どうなんでしょ?
沢山見ていると言うほどではないのですが、少しくすんだ空と冷たく澄んだ透明な空気を感じることは、かなり多いですね。
あと、イギリス映画的な雰囲気の作品にも、良く出会うような気がします。

>決して美男ではないんだけれど
>フツーのにーちゃん
>整いすぎていない容貌
>「オトコは顔じゃない!」
色々言われてますが(爆)、俳優は作品の中で輝いてナンボ!
って事で、哀生龍は顔も含めて彼が大好きです(笑)

本年も、時々お邪魔すると思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
ノリエガ祭。 楽しみにしてまぁ~す!!
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