オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「アメージング ハイウェイ60」

2008-04-06 01:15:37 | 映画・DVD【あ】
本日「スルース」を鑑賞してきました。
で・・・見事なまでに寝ました。
映画館で寝たのは久しぶりですわ、わははははは。
一体何がいけなかったんでしょーか?
寝不足のせいだと思いたい・・・・・(汗)。


で・・・昨夜はレンタルした「アメージング ハイウェイ60」を観ました。
エドワード王子・・・ではなくこの方が主演です。


(最近マースデンちゃんが織田裕二に見えてしょうがないのですが・・・)




22歳の誕生日を間近に控えたニール・オリバー(ジェームズ・マースデン)は悩んでおりました。

自分の誕生日の食事会にネクタイを締めていくべきか?
コンラッド・コンクールに自分の描いた絵を応募してみるべきか?
画家になる夢を諦めて、父親のコネで法律学校に進むべきか?
夢の中に出てくる、実在するかどうかわからない自分の理想ともいえる美しい女性を探すべきか?

彼には決断力がなかったのです・・・。

おまけに弁護士である父親に心では反撥しながらも、波風を立てるのを避けたいために父親のいいなりになる日々をおくっておりました。
そんな優柔不断で行動力がないニールはとある日、アルバイト先で夢に出てくる女性が写っている看板を発見するのです。

 ←ちょっと老けた22歳ですが

何か不思議な力が自分に働きかけているのを感じたニールは、看板に記載されている電話番号に電話をかけてみることに。
その電話がもとでニールは、地図にのっていない州間道60号を通って、地図にのっていない場所まで荷物を届けて欲しいというへんてこりんな依頼を受けるはめになります。


いざ車を走らせるニールですが、地図にのっていない州間道60号なんてどうやって探していいのかわからない。
しかし目の前に再び夢の中の女性が写った看板を見つけ「南への道を選べ」という文字を目の当たりにした時、彼は州間道60号が存在することを確信するのです。


州間道60号にたどりついたニールはそこで、不思議な人々や不思議な街に出会います。
話としてはここにたどりつくまでの間、少々テンポが悪いような気がするのですが、作品としては結構面白いと思います。
ニールは州間道60号を進む間に、有り金をぶんどられたり、留置所にぶちこまれたり、死にそうな目にあいながら、自分には何が必要なのかを悟り、人間的に成長していく・・・というファンタジックなロード・ムービーであります。

その不思議な人々のうちの一人がクリス・クーパー。
いやいや、もー笑っちゃうくらいにこのクリス・クーパーがよいのですわ。
長い間広告業界にいてウソをついてきたのですが(広告に偽りアリってやつですな)、そのウソの広告がもとで少年が死んでしまったために深く後悔し、残りの人生はウソのない正直な人生をおくろうとするおっさんなのです。
そのために他人のウソも許せない!相手を脅してでも約束したことを守らせるという過激なおっさんなのですが、この役がヒジョーに魅力的。



その他に猿の顔が彫られたパイプを常に銜えている「願いをひとつだけかなえてあげよう」と言うナゾに満ちたおっさんにゲイリー・オールドマン、合法ドラッグで人々を薬漬けにし、自分のいいように操ろうとするイヤラシイ男アイブス警部にカート・ラッセル、冒頭で考えなしの願い事をしたがためにあっというまに死んでしまう男ベイカーにマイケル・J・フォックス、ニールに届け物の依頼をする不思議な男レイにクリストファー・ロイド、ニールが見る夢に出てくる女性にエイミー・スマート・・・と豪華な出演者たちが顔をそろえております。
マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドといやあ、なんたって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですよねえ。
それもそのはず、監督・脚本はボブ・ゲイルなんざますよ。


州間道60号でニールは、人間が長い人生をかけて経験するようなことを、いっぺんに経験することになるのですが、それぞれのエピソードにはっとするようなメッセージがこめられているような気がしますね。
ワタシが一番気に入ったのはレイのセリフ。
「脳の配線は高速道路と同じ。慣れたルートは走りやすい。だが道をはずれたところに気づかぬものが沢山転がっているんだよ」
な~~んてなんとなく素敵な言葉だとは思いませんか?
コメント (12)
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