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「ザ・シューター 極大射程」の試写会に行ってきました

2007-05-18 03:06:45 | 映画・DVD【さ】
先日は美しいキム様に魂抜かれて「ほ~~~~っ」っとなっていたワタシですが、本日はキム様と似ても似つかぬ動物系俳優、マーク・ウォルバーグ主演の「ザ・シューター 極大射程」の試写会に行ってきました。
麗しい系もよろしいのですが、むさ苦しい系も好きなんですわ、ワタシ。



2007年、アメリカ作品

出演:マーク・ウォルバーグ、ダニー・グローバー、ケイト・マーラ他


元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は、アフリカで相棒のドニーを死なせたことに責任を感じ、一線を退いて広大な自然が広がる山岳で隠遁生活をおくっていた。

このスワガーという男は、とにかくすごい。
なにせ2キロ先の標的を1発で射抜く能力を持っているのだ。
そんでもって爆弾の製造も仕掛けも自分でこなしてしまうし、銃創も自身で応急措置してしまうのだ。
ゲリラ戦はおちゃのこさいさい。相手の一瞬の隙も見逃さない。
ともかくサバイバル能力は抜群で、軍に叩き込まれた以上のものを身につけている、冷静沈着なスナイパーなのである。



ある日、そんなスワガーの元に、元米軍大佐ジョンソン(ダニー・グローバー)が姿を見せる。「遊説中の大統領の暗殺計画が発覚したので、狙撃手の立場から暗殺の場所を特定してほしい」と言うのだ。
初めは拒んだスワガーだったが「愛国心」がうずき結局その仕事を引き受けることに。
スワガーは綿密に下調べをし、現場を割り出し、当日は監視を手伝うことになった。

ところが監視中に、演壇する大統領に向けて発砲音が響き、さらにスワガーも背後から狙撃されてしまう。

銃創を負いながら逃げるスワガーの耳に「ヤツを捕まえろ!」という声が響く。
「ジョンソンにはめられた!」と悟ったスワガーだったが後の祭り。
逃走する途中で、スワガーはFBIの新米捜査官メンフィスと出くわし、銃と車を奪う。
そしてメンフィスに「自分は無実だ。はめられたんだ」と告げる。

FBIの本部に戻ったメンフィスは「銃と車を奪われるとは恥ずかしいヤツだ」とみんなから叱責され、スワガーの言葉は忘れろと釘をさされる。
スワガーの言葉がどうにもひっかっかるメンフィスは、独自の調査でもう一度事件を洗いなおそうとする・・・。


マーク・ウォルバーグが巨大な陰謀に呑み込まれ、絶体絶命の危機におちいりながらも、ひるむことなく相手に戦いを挑んでいく孤高の狙撃手を好演。(←人、殺しすぎって気もするけど・・・まあ映画だからいっか)
初めは地味な人選だった気もしたが、かえって狙撃手という職人っぽさが感じられたし、彼のワイルドさも十分生かされていたので良かったかも知れない。
ちょっとしたロマンスを感じさせる場面もあるが、全体的に男臭さがぷんぷん漂ってくる、硬派な手に汗握る本格アクションである。
ほのぼの映画もいいけど、結末がわかっていながらもはらはらドキドキできる、こういうハードボイルド系もやっぱりいいわ~~。



監督は「トレーニング・デイ」のアントワーン・フークワで、相変わらずいい仕事してますなあ~という感じの仕上がりだ。

発展途上国における先進国のおごりや、政治の腐敗という社会問題も描かれてはいるが、これは単純に、息をも抜けないような畳み掛けるストーリー展開と、スワガーというかマーク・ウォルバーグのかっこよさを楽しめばいいんじゃないかな?
コメント (22)
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