オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

ひどい人間は、いる

2007-01-19 13:10:35 | 日々のこと
先日、会社に行く前に近くのクリーニング屋に寄って行った。
そこは個人でお店をやっていて、早起きのおばちゃんが朝の7時から店番をしているのだ。

おばちゃん「あら~dimさん、久しぶりだねえ。お母さん元気かい」

dim「え?母の病気のことワタシいいましたっけ?」

おばちゃん「いんや、お宅のお父さんが『オレの父親をハルコ(うちの母)がよく面度みてくれたから、恩返しに寝たきりのハルコをオレが面倒みてる』っていってたよ」


絶句・・・・・父は外でそんなことを吹聴しているのか・・・。
困った父親である。
しかし人に話すことも一種のストレス解消になるのかも知れん。

おばちゃん「しかし、お父さん偉いよねえ。あんたらも偉いよ。うちの工場に働きにきていたパートの人はね、ダンナの父親が病気になったら『ワタシは面倒をみる義務がありませんから』って一切手をかさなかったそうだよ」

dim「は~そんな人もいるんですねえ(まあうちの兄嫁も似たようなもんだな・・・と思いながらもそれ以上は言わなかったdim)」

おばちゃん「義務がないってなんだい?ひどい話だよね。それでね、ダンナの父親は結局入院して病院で亡くなったんだけど、一度も見舞いにもいかなかったんだってさ。
それで、死んでから病院に出向いて行って病院の人に50万ぽんと投げ出して『これで葬式やってください』って言ってさっさと帰っちゃたんだってさ」

dim「それは強烈ですね・・・。というかよくそんなことできますねえ」

おばちゃん「だろう?でね、ダンナのオヤジさんが残した遺産は全部自分がもらって、そのお金で自分の実家の近くにうち建てたんだってさ」

dim「ダンナはどうしたの?」

おばちゃん「ダンナは裁判所かなにかで働いていたんだけどさ、仕事やめてそのバカ嫁についていったらしいよ。いまはバカ嫁の実家の茶畑で働いているってさ」

dim「ダンナ・・・一番悪いですね。何やっていたんでしょ。お父さんうかばれないよねえ」

とそこで話は終わったわけでなく、更に「もっとひどいやつがいてさあ・・・」と延々おばちゃんの話は続く。

まあそのバカ嫁がおばちゃんにそんな風に話したとも思えないので、噂や憶測が5割とふんでもヒドイ話である。
子供を歩道橋から投げ落とす人間や、遊び半分でホームレスの人をいたぶって殺してしまう人間や、夫を殺してばらばらにする人間も勿論鬼畜だとは思うが、決して自ら手を下さなくても鬼畜のような人間はいくらでもいるんだな。
ワタシの周りにはそんな人間が(兄嫁くらいしか)居ないので、まあ幸せな方かもしれない。

おばちゃんの話は30分も続き、ワタシは結局会社に20分以上遅刻したのだった。
コメント (10)
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