オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「クリムゾン・リバー2/黙示録の天使たち」

2006-04-01 14:17:42 | 映画・DVD【か】


フランス、ロレーヌ地方のラボーデュー大修道院で、壁のキリスト像から血が流れ出すという奇怪な事件が発生。事件を捜査するニーマンス警視(ジャン・レノ)は、壁の中に埋められた男性の他殺体を発見する。同じ頃、若手刑事レダ(ブノワ・マジメル)は、路上でキリストに似た傷だらけの男を保護し、病院に搬送する。一見なんの関係もなさそうな二つの事件には実は恐るべき接点があった。


前作はジャン・レノとヴァンサン・カッセルのコンビでしたが、今回はヴァンサンに変わってブノワ・マジメルが。
でもそれぞれが調べる事件が実は一本の糸で繋がっていた…という趣向は前作同様。
前作は途中まで最高のサスペンスだと思っていたのですが、犯人の動機が判明したとたん、一気にひきました(笑)。だってあれじゃあ動機が弱くないですかー?
でも今回よりもっとピリピリして張り詰めた空気が漂っていた気がします。

そして今回は…。
オープニングの陰々とした修道院はインパクトがありましたな~!
この物語の先行きを暗示させる、はりつけにされた不気味なキリスト像に一気にダークな世界に引きずり込まれました。

それから超人的な犯人グループ「黙示録の天使達」に驚かされました。いっくらなんでも身軽すぎるってば…。
しかもいくらアンフェタミンを飲んでいるからって、銃で撃たれて平気でいられるわけないってば…。
このあたりはちょっと現実離れしてます。ありえねーです。
でも常に黒いマントに身を包んでいて、マントの下の姿かたちが全く判らない彼らは不気味な雰囲気をかもし出していましたね~。

今回は動機は納得したものの、わざわざ警察の介入を許すようなあんなに手の込んだ殺し方をする必要はなかったような気もするし、追い詰められたニーマンスとレダが、ポパイのホウレン草よろしく、アンフェタミンを飲んで…ってのも安易な気がしたなー。
でも映像の暗い色調がいかされて、猟奇的な雰囲気がうまく描かれていたと思います。
それにアクションシーンも満載、アドベンチャー的要素も多分に含んでいるサスペンスに仕上がっています。
あらも目立ちますが、私は結構楽しめました。



…ブノワ・マジメル、ジャン・レノと並ぶと子供みたいですねー♪
ちょっとクチをとがらせたような顔がやんちゃで可愛い。
ブノワの若さと行動力が、へたをしたら「暗いだけ」になりそうなこの映画をいい方向に引っ張ってくれていたような気がします。

ジャン・レノはもう飽きた…という方もおらっしゃるでしょうが、やっぱり好きです。でもいつも同じような役になっちゃうんですねー。
個性が強すぎるのも考えもの…?

マリー役のカミーユ・ナッタは知的な感じで好感が持てました。
横顔がとっても綺麗でした。
コメント (12)
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