オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

ハラハラドキドキDVD

2006-02-20 03:09:03 | 映画つれづれ、祭りとか
今月はちょっとハラハラドキドキするようなDVDをレンタルしてみました。


『8mm』

探偵のウェルズは、議員の未亡人から「亡き夫の遺品の中にあった8mm映画について調べて欲しいと」いう依頼を受ける。フィルムの中の少女は本当に殺害されたのか?調査を進めるウェルズはやがてアンダーグラウンドの性の世界へとたどり着くが…。

「セブン」の脚本家による、猟奇サスペンスだというので期待して見たのだけど「セブン」にはちょっと及ばない感じ。
結構楽に犯人にたどりつけちゃったなーという感はぬぐえません。それにウェルズの最後の行動はどうかと思うのですが。
最近ちょっと気になる俳優ホアキン・フェニックスがぴちぴちのTシャツを着ていて結構いい味出していました。
ノーマン・リーダスがちょこっとしか姿を見せないのですが、やっぱりかっこよかったですね~(笑)。「処刑人」よりこっちのノーマンの方が自分的には好きです。


『ブレス・ザ・チャイルド』

看護婦マギーは、消息不明の妹の娘・コーディと実の親子のように暮らしていた。その頃、街では幼児連続誘拐事件が多発しており、発見された死体には不思議なマークが刻まれていた。FBIの捜査官トラヴィスはカルト教団が事件に関与しているとにらむが、捜査をすすめるうちに被害にあった子供たち全員が6年前の12月16日に生まれていたことを知る。同じ日に生まれたコーディにも危険がせまる。

     

これはルーファスが出ているのに見たことがなかった作品です。
ルーファス…悪役だったのね…。でもかっこいい悪役でした。
もうこうなったら悪役街道つっぱしってくれい(やけくそ)!
オカルトものにしてはあまりおどろおどろしさはありません。ちょっと物足りないと感じる人もいるかも。
その代わりコーディを思うマギーの愛情が溢れていて、単に怖いだけじゃない作品に仕上がっていると思います。
クリスティーナ・リッチがカルト教団から逃げる少女を演じていますが、出番が少ないとはいえさすがの存在感でした。
トラヴィス役のジミー・スミッツも人間味あふれる誠実な捜査官を好演してました。


『セルラー』

ジェシカは、夫と息子と幸せな生活をおくっていたが、ある日突然見知らぬ男たちに監禁されてしまう。閉じ込められた部屋で壊れた電話を修理し、SOSの電話を発し続けるうちに、ライアンという青年がそれをキャッチする。

    

これは文句のつけようがないくらいよくできた映画ですね~。
テンポがよくしかもハラハラドキドキの連続で飽きがこない。
携帯電話も効果的に使われていたし、全く無駄のない構成。
最近見たDVDの中で一番面白かったかも。
クリス・エヴァンスがちょっとドジだけど愛嬌のあるライアンにぴったり。
「ファンタスティック・フォー」よりこちらの役の方が生き生きしていて魅力的かも。
ウィリアム・H・メイシーがこれまた実力を発揮してちょっととぼけた警官を好演。
自分としては車を何度ももっていかれるオバカな弁護士が結構ツボでした。


『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
    
大学教授であり、死刑制度反対運動の活動家でもあったデビッド・ゲイルは、活動団体の同僚女性をレイプし、殺害した罪で死刑執行を待つばかりの身。死刑執行数日前に、デビッドは突然女性記者ビッツィーを指名し、50万ドルの報酬と引き替えに残りの3日間での独占インタビューを許可する。ビッツィーは話を聞いているうちに彼が無実なのではと思いはじめる…。

        


これは見ていてハラハラドキドキするというよりもっとずしーんと重い感じで見ました。
まあ「死刑制度」や「自己犠牲」がテーマとも言えるので軽い訳はないんですが。
話は最後の方で二転三転していきます。
そしてこの事件の裏に色々な人が関わっていたことがわかります。
これは…ネタを少しでもばらしてしまうと面白くなくなるので、多くは語れないんですが「それは本当に自己犠牲なのか。自己満足とも言えるのではないか」と見終わってから思いました。なんだかやりきれない気持ちになりました。

ローラ・リニーとケヴィン・スペイシーは素晴らしい俳優だと改めて実感。
特にローラ・リニーは静かな演技の中にも鬼気迫るものを感じさせました。

しかしこんな意外な結末が待っているとは思わなかったな…。
まだちょっと気持的にひきずっています。


コメント (6)
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