
サーリーのカラテモンキーのフォークをサスペンションにしました。
カラテモンキーはつるしの状態で非常にバランスの取れたグッドバイクなので、サスペンションにすることでショック吸収性やグリップ力を手に入れても、バイクの持つバランス感覚を犠牲にしたくありませんでした。
で、またがった状態でのジオメトリーが同じになるようにフォークのストロークを20mm短くしています。
もちろんフロントが伸縮するためにハンドリングは随時変化し続けるので、リジッドと同じにはなりませんが、サスフォークの方がハンドリングに粘りが出るのでそれも加味して調整しています。
また、20mmストロークが減っても簡単にボトムしないように、過渡特性はチューニングしてあります。
確かに自転車はユーザーレベルでも分解、組み立てできますが、プロは年間何百人ものライダー、何百台ものバイクに触れて蓄積してきた経験の深さが財産です。
さじ加減というか、とにかく言葉では表せないものの蓄積、それこそがプロショップたらせるものだと思っています。