4月1日、Adobe Acrobat & Reader 7.01アップデータがリリースされましたが、今回はAcrobat & Reader 7.0xに関してトホホな仕様変更が発覚したのでレポートしたいと思います。
Adobe Acrobat & Readerといえば、PDFファイルの作成や表示ソフトウェアで現在は製品マニュアルや電子文書などで幅広く利用されています。
特にインターネットでこのPDFファイルは広く利用されており製品マニュアルや仕様書、プレスリリースなどこのPDFファイルで配布されています。
私も仕事柄、Adobe製品は多数使用しており雑誌や書籍の文章校正等でAdobe Acrobat 6.0を使用しています。
このAdobe Acrobat & Readerは前バージョンである6.0から大きく仕様が変更されWebブラウザ(Internet Explorer)でPDFファイルのリンクをクリックするとバックグラウンドでPDFファイルがダウンロードされWebブラウザ内でPDFの表示が可能になっています。
この仕様変更は一部では便利なのかもしれませんが、インターネット回線が遅い環境(サーバ側も含む)やPDFのファイルサイズが大きい場合、表示されるまでに時間がかかりその間は他のサイトに飛ぶことが出来ません。(他のサイトに飛ぶとPDFのダウンロード&表示がキャンセルされる。新しいWebブラウザウインドを開いて他のサイトに飛ぶ必要がある)
そこでWebブラウザでPDFを表示するのではなく、一旦PDFファイルをローカルにダウンロードしてからファイルを開く方が効率的なのですが、現在のAcrobat & ReaderのデフォルトはWebブラウザでPDFを表示するようになっています。
Acrobat & Reader 6.xxでは、[環境設定]→[Webブラウザオプション]→[PDFをブラウザに表示]のチェックボックスをOFFにし、Windowsの[フォルダオプション]→[ファイルの種類]タブ→[PDF]→[詳細設定]を開き、[ダウンロード後に開く確認する]のチェックボックスを外すことでWebブラウザでPDFファイルのリンクをクリック(左クリック)すると通常の[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示され[保存]をクリックすれば保存先を指定してPDFファイルをローカルにダウンロードすることができるようになります。([開く]をクリックするとバックグラウンドでPDFファイルがダウンロードされた後、AcrobatやReaderが起動してPDFが表示される)
しかし、Acrobat & Reader 7.0xでは上記設定変更を行なってもWebブラウザでPDFファイルのリンクをクリック(左クリック)すると勝手にバックグラウンドでPDFファイルがダウンロードされAcrobatやReaderが起動してPDFが表示されてしまいます。
これは困った。
実は昨年、Acrobat & Reader 7.0がリリースされた直後に、このバージョンで起動や表示の高速化が行なわれているということで所有しているAcrobat 6.0xのアップグレードを検討していたので、Adobeの購入前相談窓口にこの件について問い合わせたのですがその時の回答は、
「7.0のPDFファイルのダウンロードに関しては6.0から仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。」
ということでした。
Windowsの[フォルダオプション]の設定変更も必要であることが回答内容に含まれていないことに疑問は感じてはいたのですが、しばらくしてAdobeの公式文書(FAQ)に同内容の回答(リンクページ下の”注意”部分)が公開されたのでこの時はあまり深く追求せずにアップグレードは見送っていました。
今回、7.01アップデータがリリースされたこともありそろそろアップグレードを本格的に検討しようと思いAobbe Reader 7.01で再度検証を行なってみましたが結果は7.0と同じで[ファイルのダウンロード]ダイアログを表示させることは出来ません。
ということで、今回再度Adobeの購入前相談窓口に問い合わせたところ、
「7.01のPDFファイルのダウンロードに関しては前バージョンから仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。」
と前回と同じ回答。(;´д｀)トホホ
今は出版関係者など周りにAdobe Acrobat & Reader 7.0ユーザーが増えたので、この件を周りのユーザーに聞いてみましたが[ファイルのダウンロード]ダイアログを表示できている人は誰もいない状態です。
ゞ（￣д￣；）おいおい、これはやっぱりおかしいそ！
次回につづく・・・
Adobe Acrobat & Readerといえば、PDFファイルの作成や表示ソフトウェアで現在は製品マニュアルや電子文書などで幅広く利用されています。
特にインターネットでこのPDFファイルは広く利用されており製品マニュアルや仕様書、プレスリリースなどこのPDFファイルで配布されています。
私も仕事柄、Adobe製品は多数使用しており雑誌や書籍の文章校正等でAdobe Acrobat 6.0を使用しています。
このAdobe Acrobat & Readerは前バージョンである6.0から大きく仕様が変更されWebブラウザ(Internet Explorer)でPDFファイルのリンクをクリックするとバックグラウンドでPDFファイルがダウンロードされWebブラウザ内でPDFの表示が可能になっています。
この仕様変更は一部では便利なのかもしれませんが、インターネット回線が遅い環境(サーバ側も含む)やPDFのファイルサイズが大きい場合、表示されるまでに時間がかかりその間は他のサイトに飛ぶことが出来ません。(他のサイトに飛ぶとPDFのダウンロード&表示がキャンセルされる。新しいWebブラウザウインドを開いて他のサイトに飛ぶ必要がある)
そこでWebブラウザでPDFを表示するのではなく、一旦PDFファイルをローカルにダウンロードしてからファイルを開く方が効率的なのですが、現在のAcrobat & ReaderのデフォルトはWebブラウザでPDFを表示するようになっています。
Acrobat & Reader 6.xxでは、[環境設定]→[Webブラウザオプション]→[PDFをブラウザに表示]のチェックボックスをOFFにし、Windowsの[フォルダオプション]→[ファイルの種類]タブ→[PDF]→[詳細設定]を開き、[ダウンロード後に開く確認する]のチェックボックスを外すことでWebブラウザでPDFファイルのリンクをクリック(左クリック)すると通常の[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示され[保存]をクリックすれば保存先を指定してPDFファイルをローカルにダウンロードすることができるようになります。([開く]をクリックするとバックグラウンドでPDFファイルがダウンロードされた後、AcrobatやReaderが起動してPDFが表示される)
しかし、Acrobat & Reader 7.0xでは上記設定変更を行なってもWebブラウザでPDFファイルのリンクをクリック(左クリック)すると勝手にバックグラウンドでPDFファイルがダウンロードされAcrobatやReaderが起動してPDFが表示されてしまいます。
これは困った。
実は昨年、Acrobat & Reader 7.0がリリースされた直後に、このバージョンで起動や表示の高速化が行なわれているということで所有しているAcrobat 6.0xのアップグレードを検討していたので、Adobeの購入前相談窓口にこの件について問い合わせたのですがその時の回答は、
「7.0のPDFファイルのダウンロードに関しては6.0から仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。」
ということでした。
Windowsの[フォルダオプション]の設定変更も必要であることが回答内容に含まれていないことに疑問は感じてはいたのですが、しばらくしてAdobeの公式文書(FAQ)に同内容の回答(リンクページ下の”注意”部分)が公開されたのでこの時はあまり深く追求せずにアップグレードは見送っていました。
今回、7.01アップデータがリリースされたこともありそろそろアップグレードを本格的に検討しようと思いAobbe Reader 7.01で再度検証を行なってみましたが結果は7.0と同じで[ファイルのダウンロード]ダイアログを表示させることは出来ません。
ということで、今回再度Adobeの購入前相談窓口に問い合わせたところ、
「7.01のPDFファイルのダウンロードに関しては前バージョンから仕様変更は行なわれていないので、[PDF をブラウザに表示] のチェックをはずしていただければ[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されます。」
と前回と同じ回答。(;´д｀)トホホ
今は出版関係者など周りにAdobe Acrobat & Reader 7.0ユーザーが増えたので、この件を周りのユーザーに聞いてみましたが[ファイルのダウンロード]ダイアログを表示できている人は誰もいない状態です。
ゞ（￣д￣；）おいおい、これはやっぱりおかしいそ！
次回につづく・・・
