五稜郭


旧幕府軍の本拠地である西洋式の城郭。
城郭中央には箱館奉行所があり、大政奉還後は裁判所になっていたが、旧幕府軍が占領、ここを拠点として箱館政府を樹立した。
入札(選挙)によって、榎本武揚が箱館政府総裁となり、諸外国から独立国として承認を受けた。
土方歳三も「陸軍奉行並」「箱館市中取締役」「陸海軍裁判役」という役職に就任している。
しかしながら、新政府軍の箱館総攻撃に五稜郭は孤立、明治2(1869)年5月17日、ついに旧幕府軍は降伏、戊辰戦争は終結した。
榎本武揚が描いた蝦夷共和国の夢は、ここにはかなく消えたのである。

発見難易度 ☆☆☆☆☆


 
五稜郭入口           五稜郭設計者・武田斐三郎の碑


  
唯一の遺構である兵糧庫   箱館博物館分館入口      箱館奉行所の玄関の一部



土方歳三の埋葬地?

一本木関門で戦死した土方歳三の遺体は、五稜郭に運ばれ埋葬されたという。
松前で共に闘った伊庭八郎が傍らに埋葬されたと言われており、この辺りの土饅頭が土方歳三の埋葬地点である可能性が高い。

発見難易度 ★★★★★
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