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シャーロック 大いなるゲーム-S1E3- その1

2013-08-17 09:59:58 | Sherlock
原題:The Great Game

シーズン1最後のエピソードです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。




このエピソードはシャーロックの生態が(笑)たくさん出てくるので楽しかったですね。
特に「BORED」の部分はシャーロックの名場面?だったので代名詞になったように思います。
脚本はマークさんです。
今回も長くなりそうです。画像も多いです。本当にすみません 


ミンスクから始まります。
殺人の容疑で服役している男から殺人に至った経緯を聞いているシャーロック。
男が話す英語の文法を正しながら聞いていますが結局何の謎もない只の痴話げんかの殺人だったのでさっさと席を立ちます。
「待ってくれ、ホームズさん。助けてくれ。このままじゃ俺はコーシ刑だ」と引き留める男に
「そんなことにはならないよ・・・・絞首刑になるけど」


221Bのフラット。
シャーロックが壁に向かってジョンの拳銃を撃っています。つまらなそうに何発も撃っています。

そこにジョンが帰宅して「何やってるんだよ!」と慌てて部屋に入ると、
「・・・BORED」(退屈)と小さく呟いたかと思うと立ち上がって「BORED」と叫びながら撃ちまくるので慌てて拳銃を取り上げます。
全然事件がなくて機嫌が悪いシャーロックでした。
拳銃を取り上げてミンスクはどうだったの?などとシャーロックに話しかけながら冷蔵庫を開けるとそこには人間の頭が入っていました。
慌ててドアを閉めて冷静になってからもう一度ゆっくり開ければやっぱり頭が鎮座していました。

「冷蔵庫に頭が入ってるぞ!」とジョンが叫べば「僕にはお茶を入れて」と返すシャーロック。
ジョンの叫びなどまったく意に介さないまま「研究してるんだよ。ほかに入れるところないし」てな感じで説明します。

更にジョンがブログに書いた「ピンク色の研究」事件のレポートの中で「観察力はあるけど驚くほど無知なんだ」と書いた事に異議と唱えます。
「地動説を知らないなんて。小学校で習うんだぞ。」とジョンが言うと、「習ったけど削除したんだ」
「僕の脳は記憶装置なんだ、有用な情報しか残さないんだ。凡人はくだらない情報を詰め込むからダメなんだ」
更に「僕に大切なのは仕事なんだ。仕事をしないと頭がバカになる。そうブログに書け。君の意見のたれ流しはやめろ」
そう言うと拗ねたようにソファにまるくなってしまいます。何、この猫は。。。かわいいんですけど。

そいえば拗ねるとまるくなる猫がうちにいました。
遊んであげないとまるくなって大人しくしてるんだけど顔が拗ねてるのまるわかりなの。そっくり(笑)

そんなシャーロックにジョンはやってられないとばかりに「気分転換してくる」と出かけてしまいます。
すれ違いにハドソンさんが入ってくると何気にまるくなってた身体をきちんと伸ばすシャーロック。他人には見られたくないんですね。
「夫婦喧嘩したの?」と相変わらず天然な発言にも否定せず(笑)
「世の中、平和で穏やかなんだ。いまいましい。」とシャーロックに
「今に何か起きるわよ。あなた好みの事件が」と慰めながらハドソンが部屋から出ていくと突然爆発が起こります。
この一連の場面はかなり意表を突かれましたが面白かったです。爆発の場面をキャプチャしてみましたが、うーん、難しいです。


次の日の朝。
ジョンはちゃっかりサラのお家に泊まっていました。ソファで寝たらしく身体が痛そうです。
ふとテレビを観ると爆発のニュースが流れていてジョンはびっくり。慌てて家に帰ります。


221B近くにくるとかなり大きな爆発だったようです。お向かいが爆発していました。

「シャーロック!」と叫びながら部屋に入るとそこにはシャーロックとマイクロフトが向かい合わせで座っていました。

「シャーロック。無事か?」と聞くと「大丈夫。ガス漏れらしいよ」と言いながらお兄ちゃんに向かって、
「できない」とバイオリンの弦を弾きながら言います。
この場面のベネさんがすごく綺麗で思わずたくさんキャプチャしてしまいました。落ち着け、私!

「できない?」
「抱えてる事件で忙しいんだ」
「そんな顛末事は放っておけ。こっちは国家の大事なんだ」

その返事が「ダイエットはどうなんだ?」だし、それに対して「順調だ」とちゃんと答えるお兄ちゃんだし、
この殺伐とした会話を前にジョンも困った様子です。

「ジョン、君も説得を。弟は頑固なんだ」
「あなたが自分で解決をすればいい」
「今は持ち場を離れられないんだ。韓国の情勢が・・・お前には関係ないな」韓国の情勢にまで関わってるお兄ちゃん、さすが歩く英国政府です。

首を痛そうにしているジョンに「昨日はサラのエアマットに寝たの?」とシャーロックが聞けば
「ソファだよ、シャーロック」とすかさず突っ込むお兄ちゃん。そこはシャーロックも素直に「あー、確かに」
「何でわかったのかは聞かないよ」と言うジョンの気持ち、わかります。何だ、この兄弟は(笑)

「弟と一緒に暮らすのは大変だろう」と聞かれジョンは「退屈しないですよ」と答えます。
この時のシャーロックの表情が、前回セバスチャンに「友達から嫌がられてた」発言の時の表情に共通するようにも思います。

席を立ち書類を渡そうとするマイクロフトですが受け取ろうとしないシャーロック。
にらみ合いながらもマイクロフトは事件の概要を説明します。
「アンドリュー・ウェスト。バタシーの線路で頭を潰れた遺体で発見された」
「国防省が開発中のミサイル、ブルース・パーティントン。この設計図がフラッシュメモリーで盗まれた。最高機密だ。」
「アンドリューが盗んだと思われる。流出を防がなければ。」そしてシャーロックに向かって、
「お前が探し出してくれシャーロック。私に命令させるな」とあくまで口調は柔らかで脅す?お兄ちゃんに
「命令してみろよ」と強気のシャーロック。
「よく考えろよ」と冷たい笑顔で「ではジョン。近いうちに会おう」と書類を渡し帰っていきます。


「退屈していたのになぜ忙しいなんてうそを?」ジョンの投げかけに「別にいいだろう」と言うので
「あー、わかった。兄弟間のライバル意識?」と突っ込むジョン。
その時レストレードから電話が入り嬉しそうにヤードに向かいます。

ガス爆発は見せかけで故意に爆発させたものでした。
現場に強化プラスチックボックスが発見されて中にシャーロック宛ての封書が入っていました。
「X線検査はしたから」そう言いながら封書を手渡すレストレード。
封筒を検分しながら丁寧に開封していくシャーロック。中に入っていたのはあのピンクの携帯電話でした。

「ピンクの携帯電話?あのピンク色の研究の?」とレストレードが聞くと
「形は似せているが別物・・・今ピンク色の研究って言った?ジョンのブログを読んでいるのか?」

「みんな読んでるよ。地動説を知らないのか?」と突っ込むレストレードにぷっと吹き出すドノバン。
この時のジョンの微妙な表情がナイスです。

電話にはメッセージが入っていたので再生すると、
「ピッピッピッピッピッー」と5回のピップ音と一枚の画像が出てきました。

「どういう意味だ?」レストレードの問いかけに
「警告だ。昔の秘密結社は果物の種を5つ送って警告とした。5つのピップ音は再発するという意味だ」
これはコナン・ドイルの「オレンジの種5つ」という短編からきているようです。KKKから脅迫状が届くお話ですね。
「この場所には見覚えがある」そう言って動き出すシャーロック。

「再発って何が?」ジョンの質問に「爆発だよ」と答えるシャーロック。

この場所はふたりが住むフラットの地下、221Cでした。

その2に続きます。

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