明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



オイルプリントによる『ピクトリアリズム展1』は2000年だったが同じくオイルプリントの『ピクトリアリズム展Ⅱ』は2015年のハスノハナであったが、その時、酔っぱらって来て、素手で私の作品を触ろうとしたり、ホッピーに焼きそばを注文しようとした爺さんは、いつも私の個展を利用し、それにかこつけ女性と一緒に来る。素面で女性と二人で電車に乗ることに耐えられない爺は前もって飲んで現れるのは判っていたから前日に、「最近、銀座の画廊は酔っぱらいの被害があるので呼気の検査があるので検出したら追い出されるぞ」。といっておいたが、あきらかに酒気帯びで来た。来た早々、あちらで呼気の検査して、といったら。元トラック運転手。そうなんだ、と本気にして事務所に向かおうとするから「ウソだよ!」。酔っぱらって救急車9回、パトカーに2回乗っている爺さんなど、呼ばなければ良いではないか、という話だが、なにしろ今回、蛸に絡まれている北斎の身体部分をやってもらっているから来るな、とはいえないのである。しかしいうとややこしくなるので、蛸と北斎について触れられなければいわない。 7月の終わりから8月の1ヶ月間、青木画廊から近い某所で個展が決まった。まだ明らかにできないが、画廊には名刺サイズの告知が置いてある。合成をしていなかった頃の、最初期の作家シリーズ、昨日書いた“名月赤城山撮法”時代のモノクローム作品になるだろう。ひとたび人形持って街に出れば、たちどころに何カットも物にしたものだが、今では5時間の睡眠で1カットに1週間かかるなどざらである。何故こんなことに、などと振り返ることは禁物である。明日は3時を目標に在廊予定である。


銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)4月23日(休)

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載8回『昭和残侠伝“唐獅子牡丹”三島由紀夫』

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


«  画廊にて »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。