昨日、ある研究者のYouTubeを見つけた。大学生に向けた講義のようだが、制作中のモチーフがほとんどカバーされていた。何しろ行き当りばったりでここまで来ているので、聴いてると、血流が足りずに血が通っていなかったところに血が満ちて来るような想いがした。と同時に、行き当たりばったりのはずが、意外と無茶苦茶なラインナップでもなかったことが判った。作品がもう少し完成したら色々伺ってみたいものである。東洋人が陰影を描かなかったことについても簡単に答えてもらえそうである。小学生の頃から、大人や先生は私が興味がない、余計なことなど教えずに、訊かれたことだけに答えてくれたら良いのにと思っていた。 人形の事は人形に学ぶべきではなく、写真の事は写真に学ぶべきではない、と思って来たが、特に陰影を排除して以来、写真から学んだ事はほとんど役に立っていない気がする。