Latin for Beginners_1384

【本文】
   Ūna ex captīvīs erat soror rēgis
   One of the captives was the king's sister

【訳文】
   Ūna ex captīvīs erat soror rēgis.
   捕虜のうちの1人は王の姉(妹)であった。

【コメント】
 「~のうちの1人〔1つ〕」のように、部分を示す語が数詞の場合には、「~のうちの」という全体を示す語は部分属格ではなく、“ex, dē +奪格”を取ります(Latin for Beginners_1380 参照)。ただし、数詞でも「1000」(mīlle, mīlia)の場合は、例外として、「~のうちの」は部分属格をとります(Latin for Beginners_1381, 1383 参照)。
 数詞 ūna は、ここでは「王の姉(妹)」を指していますので、女性形になっています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1383

【本文】
   Decem mīlia hostium interfecta sunt
   Ten thousand (lit. thousands) of the enemy were slain

【語句】
lit.:(= literally)逐語的に、文字どおりに
slay:(過去形 slew, 過去分詞 slain)殺す、殺害する

【訳文】
   Decem mīlia hostium interfecta sunt.
   敵のうちの1万人が殺された。

【コメント】
 decem mīlia は「10個の1000」で、10×1000=1万 の意味です。英語では、ten thousand で、thousand は複数形になりませんが、ラテン語では、mīlia と複数形になります。
 hostium は i-語幹の第3変化名詞 hostis,-is(敵)の複数属格で、mīlia に係る部分属格です。本文の英文では、of the enemy となっているので、ここでは「敵のうちの1万人」と訳してみましたが、Latin for Beginners_1381 で学習したところを踏まえれば、「1万人の敵」と訳してよいと思われます。
 動詞は interfecta sunt となっており、主語 mīlia が中性名詞の複数形であることが分かります。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1382

【本文】
 EXAMPLES:
   Fortissimī hōrum sunt Germānī
   The bravest of these are the Germans

【訳文】
 例文:
   Fortissimī hōrum sunt Germānī.
   これらの人々のうちで最も勇敢なのはゲルマン人である。

【コメント】
 fortissimī は fortis,-e(強い、勇敢な)の最上級・複数主格男性形ですLatin for Beginners_1211 参照)。
 hōrum は hic, haec, hoc(これ、この)の複数属格男性形で、名詞として用いられており、fortissimī に係る部分属格です。ここでは、「これらの人々のうちで」と訳してみました。

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Latin for Beginners_1381

【本文】
 b. Mīlle, a thousand, in the singular is usually an indeclinable adjective (as, mīlle mīlitēs, a thousand soldiers), but in the plural it is a declinable noun and takes the partitive genitive (as, decem mīlia mīlitum, ten thousand soldiers).

【語句】
indeclinable:格変化をしない
declinable:格変化をする

【訳文】
 b. Mīlle(1000)は、単数形では、通常は不変化の形容詞である(例 mīlle mīlitēs(千人の兵士たち))。しかし、複数形では、それは格変化をする名詞であり、部分属格をとる(例 decem mīlia mīlitum(1万人の兵士たち))。

【コメント】
 mīlle は、単数形と複数形では品詞が異なり、格変化の仕方も異なり、用法も異なります。すなわち、以下のように整理できます。

 単数形(mīlle
・ 不変化の形容詞
・ 用法 mīlle mīlitēs(1000の → 兵士たち)
 複数形(mīlia
・ i-語幹の第3変化・中性名詞
・ 用法 decem mīlia mīlitum(10の → 1000 ← 兵士たちの(部分属格))

 mīlle の格変化については、Latin for Beginners_1375 を御参照願います。

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Latin for Beginners_1380

【本文】
 a. Words denoting a part are especially pronouns, numerals, and other adjectives. But cardinal numbers excepting mīlle regularly take the ablative with ex or instead of the partitive genitive.

【訳文】
 a. 部分を表す語としては、特に代名詞、数詞及び他の形容詞が用いられる。しかし、基数詞は、mīlle を除いて、部分属格の代わりに、必ず ex 又は dē を伴う奪格をとる。

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Latin for Beginners_1379

【本文】
 331. RULE. Partitive Genitive. Words denoting a part are often used with the genitive of the whole, known as the partitive genitive.

【訳文】
 331. 規則 部分属格(partitive genitive) 部分を表す語は、しばしば、全体を表す属格 ― 部分属格として知られている ― とともに用いられる。

【コメント】
 「全体」(= 母集団;「~の中で、~のうちで」)を表す語の方が“「部分」属格”と呼ばれるのは、いささか紛らわしい気もいたします。

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Latin for Beginners_1378

【本文】
 In such sentences the genitive denotes the whole, and the word it modifies denotes a part of that whole. Such a genitive, denoting the whole of which a part is taken, is called a partitive genitive.

【語句】
partitive:部分を示す

【訳文】
 このような文において、属格は全体を表しており、それが修飾する語はその全体の一部分を表している。このような属格は、一部分が取り出される全体を表しており、部分属格(partitive genitive)と呼ばれる。

【コメント】
 it modifies は the word に係っています。it は属格を指しているものと解してみました。
 of which a part is taken は the whole に係る関係代名詞節です。これを直訳すると「部分がそれから取り出されるところの(全体)」となるでしょうか。
 前回の例文において、1つ目のラテン文の omnium avium(すべての鳥の中で)、2つ目のラテン文の omnium(すべてのものの中で)は属格で全体を表しており、「部分属格」です。

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Latin for Beginners_1377

【本文】
 330. We have already become familiar with sentences like the following:

   Omnium avium aquila est vēlōcissima
   Of all birds the eagle is the swiftest
   Hoc ōrāculum erat omnium clārissimum
   This oracle was the most famous of all

【語句】
familiar:(with ~:~に)精通している
of ~:~のうちで、~の中で
eagle:鷲
swift:速い、迅速な、敏速な
oracle:神託、託宣

【訳文】
 330. 我々は既に以下のような文に精通してきている。

   Omnium avium aquila est vēlōcissima.
   すべての鳥の中で、鷲は最も速い。
   Hoc ōrāculum erat omnium clārissimum.
   この神託はすべてのものの中で最も有名だった。

【コメント】
 1つ目のラテン文において、omnium avium は複数属格で、「すべての鳥の中で」の意味と思われます。また、vēlōcissima は vēlōx(速い)の最上級です。
 2つ目のラテン文において、omnium は複数属格で、「すべてのものの中で」の意味と思われます。また、clārissimum は clārus(有名な)の最上級です。

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