Latin for Beginners_1304

【本文】
   nihilō,(1) by nothing
   paulō, by a little

(1) nihil was originally nihilum and declined like pīlum. There is no plural.

【語句】
originally:元々は、元来は、初めは

【訳文】
   nihilō(1)  少しも~ない
   paulō  少しだけ

(1) nihil(無)は元々は nihilum であり、pīlum(槍)と同様に変化した。複数形はない。

【新出ラテン語句】
nihilum paulō

【コメント】
 これらの語は、それぞれ、中性形 nihilum, paulum(わずか、少し)の奪格形と解されます。
 nihil の元の形 nihilum は、第2変化の中性名詞です。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1303

【本文】
   , by this, by that
   hōc, by this
   multō, by much

【訳文】
     これだけ、それだけ
   hōc  これだけ
   multō  はるかに

【コメント】
 by this (that) は、直訳すれば「この(その)差で、この(その)分だけ」となりますが、ここでは「これ(それ)だけ」と訳してみました。
 これらの語は、それぞれ、中性形 id, hoc, multum の奪格形と解されます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1302

【本文】
 a. Especially common in this construction are the neuter ablatives

【語句】
common:よくある、普通の、ありふれた

【訳文】
 a. この構文で特によく用いられるのは、中性の語の奪格形である。

【コメント】
 本文は、主語が文末に置かれており、倒置されています。
 差異の程度の奪格をとる中性の語の例は次回以降読みます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1301

【本文】
 317. RULE. Ablative of the Measure of Difference. With comparatives and words implying comparison the ablative is used to denote the measure of difference.

【語句】
imply:含む、意味を含む

【訳文】
 317. 規則 差異の程度の奪格 奪格は、比較級及び比較の意味を含む語とともに用いられて、差異の程度を表す。

【コメント】
 本文を直訳すると「差異の程度を表すために、奪格は比較級又は比較の意味を含む語とともに用いられる。」となりますが、ここでは訳文のように訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1300

【本文】

  EXAMPLES ―   Illud iter ad Italiam est multō brevius
That route to Italy is much shorter (shorter by much)


【語句】
route:道
much:(比較級の意味を強めて)ずっと、はるかに

【訳文】

  例    文 ―   Illud iter ad Italiam est multō brevius.
イタリアへ向かうあの道ははるかに(多くの差で)短い。


【新出ラテン語句】
multō

【コメント】
 iter は不規則な第3変化中性名詞で、「行進」等の意味がありますが(Latin for Beginners_905 参照)、「道」の意味もあります(語彙iter の項参照)。
 brevius は、2語尾の第3変化形容詞 brevis,-e(短い)の比較級・単数主格中性形です。
 multō は、multus(多い)のおそらく単数中性形 multum(多量)の奪格(差異の程度の奪格)で、比較級とともに用いられて、「ずっと、はるかに」の意味になります。

  multō + 比較級” = 「ずっと、はるかに~」

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1299

【本文】

  EXAMPLES ―   Galba est altior capite quam Sextus
Galba is a head taller (taller by a head) than Sextus.


【訳文】

  例    文 ―   Galba est altior capite quam Sextus.
ガルバはセクストゥスよりも頭一つ分(頭一つの差で)背が高い。


【コメント】
 「頭一つ分」という差異の程度は、caput(頭)の単数奪格 capite で表されています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1298

【本文】
The Latin form of expression would be Galba is taller than Sextus by a head. This is clearly an ablative relation, and the construction is called the ablative of the measure of difference.

【語句】
form:形、形式
by:~の差で、~の分だけ(程度や差異を表す。)
clearly:明らかに
construction:構文

【訳文】
ラテン語の表現形式は Galba is taller than Sextus by a head.(ガルバは頭一つの差でセクストゥスよりも背が高い。)となるだろう。これは明らかに奪格で表される関係であり、この構文は差異の程度の奪格と呼ばれる。

【コメント】
 第1文に仮定法の would が用いられているのは、「実際には英語ではそういう表現はしないが、もし仮に強いて英語で表現すれば」といった意味合いが含まれているからでしょうか。
 by ~ の構文について、「明らかに奪格で表される関係である」と述べられていますが、これはこの構文を同じく by で表される“手段の奪格”から派生した構文と見ているからでしょうか。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1297

【本文】
 316. In the sentence Galba is a head taller than Sextus, the phrase a head taller expresses the measure of difference in height between Galba and Sextus.

【語句】
phrase:句
height:高さ、高度

【訳文】
 316. Galba is a head taller than Sextus.(ガルバはセクストゥスよりも頭一つ分背が高い。)という文において、a head taller という句は、ガルバとセクストゥスの間における背の高さの差異の程度を表している。

【コメント】
 a head taller は、「頭一つ分背が高い」の意味になると思われます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1296

【本文】

  COMPARATIVE          SUPERLATIVE
  prior, former
  propior, nearer
  ulterior, further
prīmus, first 
proximus, next, nearest 
ultimus, furthest 


【語句】
former:以前の、先の、昔の
further:より遠い、向こう側の
furthest:最も遠い

【訳文】

   比 較 級  最 上 級
  prior(より早い、以前の)
  propior(より近い)
  ulterior(より遠い、向こう側の)     
prīmus(第一の、最初の)
proximus(最も近い、次の)
ultimus(最も遠い、最後の)


【新出ラテン語句】
prior propior ulterior

【コメント】
 これまでに学習した5つの原級を持たない形容詞を整理してみると以下のようになります。

  こちら側の(citerior)  
  より近い(propior
  より内側の(interior
  より早い(prior
  ←→
  ←→
  ←→
  ←→
   向こう側の(ulterior
   より遠い(ulterior
  〔より外側の(exterior)〕
  〔より遅い(posterior)〕

 なお、〔 〕内の形容詞は原級を持っています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1295

【本文】
Forms rarely used are in parentheses.

  COMPARATIVE            SUPERLATIVE
  citerior, hither
  interior, inner
(citimus, hithermost)
(intimus, inmost)


【語句】
rarely:めったに~ない、まれに、たまに
hither:こちら側の
hithermost:最も近い
inner:内部の、内側の
inmost:最も内部の、最も内側の

【訳文】
まれにしか用いられない語形は括弧内に示している。

    比 較 級   最 上 級
  citerior(こちら側の)
  interior(内部・内側の)     
citimus(最も近い))
intimus(最も内部・内側の))


【新出ラテン語句】
citerior interior

【コメント】
 forms rarely used(まれにしか用いられない語形)は、過去分詞 used が後ろから名詞を修飾しています。

 interior, intimus には、前置詞では「~の“中”に、~の“中”へ」を意味する in が付いています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1294

【本文】
LESSON LVI

IRREGULAR COMPARISON OF ADJECTIVES (Concluded) ・ ABLATIVE OF THE MEASURE OF DIFFERENCE

 315. The following adjectives are irregular in the formation of the superlative and have no positive.

【語句】
measure:程度、分量;測定
difference:差異、相違、違い
formation:形成

【訳文】
第56課

形容詞の不規則な比較変化(完) ・ 差異の程度の奪格

 315. 以下の形容詞は最上級の形成において不規則であり、また、原級を持たない。

【コメント】
 following adjectives は次回以降読みます。

-初学者のためのラテン語-

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