Latin for Beginners_1420

【本文】
Nōn singulī veniēbant, sed multa mīlia hominum in Galliam contendēbant.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

Nōn singulī veniēbant, sed multa mīlia hominum in Galliam contendēbant.
(訳)
 彼らは1人ずつ来るのではなく、何千人もの人々がガリアへと急いでいた。
(解説)
 singulī は「1つずつ、1人ずつ」の意味の配分数詞で、明示されていない主語に係っているものと思われます(Latin for Beginners_1364, 1406 参照)。訳し方が難しいですが、ここでは「彼らは1人ずつ」と訳してみました。
 mīlle(千)の複数形 mīlia は中性名詞となり、部分属格を取ります(Latin for Beginners_1381 参照)。ここでは、hominum が部分属格となっています。また、multa mīlia は直訳すれば「多数の千」となりますので、「数千」だけでなく「数万」等も意味し得ると思われますが、ここでは「何千(人)もの(人々)」と訳しておきました。
 contendō は、“in +対格”を伴っており、ここでは「(~へ)急ぐ」の意味に解してみました。

-初学者のためのラテン語-

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