Latin for Beginners_1681

【本文】
 380. Observe the following sentences:

 1. Magistrō laudante omnēs puerī dīligenter labōrant, with the teacher praising, or since the teacher praises, or the teacher praising, all the boys labor diligently.

【語句】
labor:働く、仕事をする、労働する
diligently:勤勉に、一生懸命に、精を出して

【訳文】
 380. 次の各文を考察しよう。

 1. Magistrō laudante omnēs puerī dīligenter labōrant. 先生が賞賛するので、全ての少年たちは勤勉に働く。

【新出ラテン語句】
dīligenter

【コメント】
 dīligenter は「勤勉に」の意味の副詞ですが、1語尾の第3変化形容詞 dīligēns(勤勉な)から派生した語です。1語尾の形容詞から副詞を作るには、語根に -ter(ここでは実際には -er) を付け加えることが通例のようですLatin for Beginners_1330 参照)。

 さて、このラテン文では、冒頭の magistrō laudante の部分に注目します。magistrō は男性名詞 magister(教師、先生)の単数奪格、laudante は laudō(賞賛する、褒め称える)の現在能動分詞 laudāns の単数奪格男性形です。また、現在能動分詞の単数奪格の語尾には2種類の語形がありますが、ここでは -e で終わる語形が用いられています(Latin for Beginners_1631, 1632 参照)。
 この部分の英訳には、3種類の訳が掲げてあります。
 ① the teacher praising, 独立分詞構文(名詞+現在分詞)
 ② with the teacher praising, 前置詞 with を用いた付帯状況の表現(with +名詞+現在分詞)
 ③ since the teacher praises, 接続詞を用いた副詞節(接続詞は since が用いられている。)
 ③の訳が分かりやすいですが、ここでは「先生が賞賛するので」といった意味に訳してみました。
 このように、ラテン語では名詞の奪格(主語)+現在能動分詞の奪格が英語の独立分詞構文のような表現として用いられています。この名詞の奪格は分詞の主語ですが、主節の主語(ここでは puerī )とは異なっています。
 今回からしばらくの間、この構文について読んでいきます。

-初学者のためのラテン語-

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