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礼文町郷土資料館③重文・船泊遺跡出土品➋縄文土器 船泊上層式 手稲式 ウサクマイC式

2024年08月22日 09時04分12秒 | 北海道

礼文町郷土資料館。礼文町香深村。礼文町町民活動総合センター「ピスカ21」内。

2022年6月17日(金)。

 

重文・北海道船泊遺跡出土品。

船泊上層式土器が遺物の中心で、縄文時代後期中葉の北海道北部に特有の形式である。

手稲式土器は、札幌市手稲遺跡出土土器を標準とする縄文時代後期の土器。関東地方の加曽利B式土器の系列につらなる土器で、類縁の土器は東海、近畿にまで広くみられ、磨消(すりけし)縄文の系譜は四国、九州にまでたどれる。まさに全国を風靡した土器ということができる。

ウサクマイC式土器。千歳市ウサクマイC遺跡出土土器を標準とする縄文時代後期の土器。曲線の沈線文がより複雑となり鋸歯状、弧状、渦巻状などになり文様としての形が整ってくるが、磨消縄文の手法は、まだそれ程発達していない。土器の形も朝顔形に近い深鉢形が見られるようになる。

礼文町郷土資料館②重文・船泊遺跡出土品❶縄文時代後期の貝製品工場