崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ブレーキ

2010年02月17日 05時02分12秒 | エッセイ
 バンクーバー五輪で日本がスピードスケート男子五百メートルでメダルを手にした映像を見ながらスピードの早さを痛感する。私は子供の時、冬には古い包丁を下駄の裏側に付けて貯水池の氷上ですべったことを思い出す。巧みに滑ることはできるが停止するのが難しく、下駄の先端に4本くらい釘を打ってその釘頭で停止するようにした。その田舎の手作りスケートですべっていた私はソウルでスケート靴で氷上を走れるようになった時はほんとに嬉しかった。中高時代は凍った運動場ですべった。大邱に住んだ時は家内と一緒に凍った池上やスポーツセンターなどですべった。
 スケートの面白さはスピードである。スピードはブレーキがあるから出せる。車もスピードがあり、ブレーキが重要である。トヨタ自動車のブレーキが問題となって世界を騒がせているようである。ブレーキはスピードそのものともいえる。人も力のある時、止める装置が必要である。権力を持っている時ブレーキが必要である。欲心が旺盛な時こそブレーキが必要である。力が抜けた道端に転がるのはみじめである。トヨタがブレーキで問題があることはまだ力があるということである。回復を祈る。
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