鄭大均著自叙伝風に書いた『在日の耐えられない軽さ』が届けられた。彼とは1970年代半ばから付き合い、多く話し合った仲間である。この書には彼の個性がよく表れている。私が彼を好きなのは日韓の架け橋に努力はするが、どちらかというと社会には批判的であるところが共通するからだと思っている。特に彼は社会や人を冷たすぎるくらいに客観性をもって、正直そのまま表現する。さらに自分自身や自分の家族にもそうである。本著は父を見る眼差しの透明性の極まりである。感謝と愛情の表現は感じ取り難いが、それなくしてはこの本は書けなかったであろう。感動をうけた本である。
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