崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

エキストラ

2018年10月12日 05時20分03秒 | 講義

 いわば名門大学といわれる大学のキャンパスを観光化することをハーバード大学の講義を主題に映画化した「ペーパチェイス」を「観光人類学」の講義で扱ってみた。なぜ名門大学か、どの大学が「名門か」と学生たちに対話式で進めた。映画の最後に勉強を熱心にしてきたミスターハートが自分の努力で得られた優秀な成績表を紙飛行機ペーパーチェイスにして、海に飛ばした場面で質問を投げかけた。勉強からの解放、ハーバード大学の授業方法からの解放だとやや否定的な見方も紹介したが、中国の女子留学生の雷さんが「よい成績によってより高い段階への希望」ではないかと言った。「素晴らしい。あなたが名門大生だ!」と褒めた。この映画はハーバード大学をモデルにした、映画という「芸術作品」である。私は史劇ファンの歴史知識に危険性を常に感じている。昨年下関で撮影した『ホストリー』(허스토리)を観た。関釜裁判の実話を描いている映画である。関釜裁判は1992年から6年間下関と釜山を行き来しながら日本政府を相手に法的闘争の実話に基づいた映画である。その感想は後に書くことにし、これは慰安婦問題として視るものではないと思う。実話に基づいている「映画」という芸術作品であることを知らなければならない。正義と闘う女性たちの生き方を描いている。私はその映画にエキストラで一カット出ている。このように私の人生もたくさんあるストーリーの一カットにすぎないのである。

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