『日本人の幽霊』の著者である歌舞伎研究の第一人者である諏訪春雄先生から先日新著『鶴屋南北』が送られてきた。厳しい身分社会であった近世に出身であった南北(1755-1829)は歌舞伎(狂言)作家として成功した。昔2度歌舞伎を鑑賞したことがあったが面白さや意味が分からず見たので、本書を読んで面白さを感じた。社会倫理が乱れている時代に恨み、殺人、復讐、幽霊などをテーマにして笑いを引き出す作家の「道化」の過程や作品が分かりやすく解釈されている。中には皿一枚をわり、とがめられ、虐待されて自殺する。幽霊がである。ディケンスの「クリスマスキャロル」を思い出す。
私には二つの言葉が目にとまった。一つは道化ということばである。著者によると仏教用語であるが、遡って高天原の暗闇の中から笑いを誘う踊りによって秩序を取り戻したということである。日本の笑いの文化の伝統と奥深さも分かるように感じた。もう一つはと芸能の関係である。私は若い時を調査をしたのが学問や人生に力になった。3月末にはその地域を訪ねて講演をする予定である。彼らの信仰と芸能を語るつもりである。懐かしい旅行になりそうである。
私には二つの言葉が目にとまった。一つは道化ということばである。著者によると仏教用語であるが、遡って高天原の暗闇の中から笑いを誘う踊りによって秩序を取り戻したということである。日本の笑いの文化の伝統と奥深さも分かるように感じた。もう一つはと芸能の関係である。私は若い時を調査をしたのが学問や人生に力になった。3月末にはその地域を訪ねて講演をする予定である。彼らの信仰と芸能を語るつもりである。懐かしい旅行になりそうである。
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