崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

川嶋擁子氏夫妻わが家を訪問

2014年02月19日 04時51分53秒 | エッセイ
昨日は日系アメリカ人の川嶋擁子氏夫妻がわが家を訪問。家内の手料理の干しメンタイ、焼き肉などの韓国式献立で昼食を美味しくとりながら談話した。数年前ボストン郊外の彼らの家で手作りの日本料理でもてなされたお返しにもなった。昨日のこの日に合わせたように毎日新聞の朝刊広告にハート出版の全段広告が掲載されていたので見せた。6万部4刷に入ったという。出版社の西山氏と代って電話で話をするなど忙しく過ごし、彼女を囲んでの談話会のために大学へ向かった。彼女は韓国系アメリカ人からバッシングされて、心理的に打撃を受けたのでそのような場にはならないように話を進めた。30年ほど前、アメリカで出した本が韓国語訳されて激しいバッシングを受けて絶版され、日本では出版がなかなかされなかったがハート出版が思い切って実行したのである。
 日韓関係の「最悪」という時に韓国のバッシングの宣伝効果を載りベストセラーになっている。「わがままな11歳の少女」であった「私小説」的に書いたものが父親が731部隊に勤務したなどと事実とは異なったことを言われたことを解明したり、カレンダーも時計も持っていなかったので記憶が正確ではない点は謝ったりしたしてきた経緯を直接説明してくれた。
 文学か歴史かの質問には、児童文学で書いたつもりであり、それが評価されアメリカの中学推薦図書になったが韓国系アメリカ人の女子学生から韓国人が日本人に加害をしたとはどういうことだろう、日本人に被害を受けたのが事実であろうという抗議を受け入れた韓国系アメリカ人たち、当地の団体、行政団体、そして韓国のマスコミにバッシングが広がった。
 昨日は主に読んだ人が質問する時間を長く持った。昨日の参加者の読書感想では、例外なくバッシングされるようなことは全く感じないと言うことだった。世界的に広く読まれるのは児童文学、つまり文学作品として評価されている。文学作品を対象に歴史的証言集のように、読みバッシングされることに著者は「日本の植民地」からのものであると理解し、受け入れているように話をした。
 またいま日本でどのように読まれてほしいかの質問にについても議論した。今日韓関係の「最悪」の潮流に乗った多くの嫌韓人に読まれることはあっても著者は戦争の辛さと平和へのメッセージを読みとってほしいと強く語った。私は引き揚げの悲惨さや残酷さは多くの証言集に譲り戦争文学、児童文学で読まれることを希望するように締めくくった。多くの日本人に読んでもらいたい。
ジャンル:
ウェブログ
コメント (1)   この記事についてブログを書く
« チョコレートの苦みと甘さ | トップ | 障害や被害を装っている人 »
最近の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (日本談児)
2014-03-05 13:04:48
川島氏が訪日されてたんですね。

>今日韓関係の「最悪」の潮流に乗った多くの嫌韓人に読まれることはあっても著者は戦争の辛さと平和へのメッセージを読みとってほしいと強く語った。

私も読もうと読もうと思っておりましたがツイッターで
検索するとこんな感じです。https://twitter.com/search?q=%E7%AB%B9%E6%9E%97%E3%81%AF%E3%82%8B%E3%81%8B%E9%81%A0%E3%81%8F&src=typd

もちろん本には罪はないのですがちょっとげんなりしますね

コメントを投稿

エッセイ」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事