崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「ワカメ」と「乳」のコンビ

2010年06月18日 06時04分06秒 | エッセイ
 留学生の日本語クラスに顔を出した瞬間誕生日を祝う「Happy Birthday to You」の歌が斉唱されて驚き、嬉しかった。昨日が私の誕生日であった。朝食は家内が韓国風の誕生日を祝うワカメスープを作ってくれた。日本でもワカメをよく食べているがその食事文化は同じではない。同僚の鵜沢氏によると門司のメカリ神社がワカメを神に奉げることや弥生遺跡にワカメがあったことが確認されているという。しかし食べ方が大きく異なるのは韓国ではお産との関連が強く産神にワカメ・スープを供え、お産と産児の健康を祈る。
 韓国の恩師から祝辞をいただき、また内蒙古大学のオンドロナ氏からモンゴルの伝統服が送られてきたので着て鏡に映してみた(写真)。彼女が留学中大病で親代わりで命を扱うような状況、募金運動などをしたことが一緒に思い出された。10余時間の長時間の手術によって元気になって、今は大学で教鞭をとっている。その後は一度も会っていない。彼女が送った箱には服以外にモンゴルの乳製品も入っている。「ワカメ」と「乳」のコンビがピッタリ誕生日を飾った。

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