崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

戦争トラウマ

2018年10月17日 05時18分13秒 | 日記

 私の拘りの戦争というテーマ、そのテーマの読書三昧から考えている。私は戦争は怖く,そして楽しかった部分があったと拙著で語ったことは大丈夫だろうか。戦後の長い時間が経った今読んでいる、火野葦平も時々戦争中にも美しい景色を描写、楽しさも綴っている。彼は「戦場に於いて、私たちは死ぬことを惜しいとは考えないのである。これは不思議な感想である」(社会評論社、2013:205)。戦争や軍隊を経験したもの、特に軍人として戦争した人ではないとその感情を理解し難い文、それが散りばめられている。戦後の平和な時代の平和主義者たちは彼を「戦犯作家」と指弾した。

 昨夜「狂気の戦場 ペリリュー」を鑑賞した。米軍の17人の従軍カメラマン(写真)が撮影したドキュメントフィルムである。それを日本軍の従軍作家として参加した火野と関連させながら注意してみた。戦争の残悪さ、その記録を残してくれたことには感謝する。今盛んに言われているセクハラとはあまりにも遠過ぎである。私はあらゆる戦争に恐れ、悪感情に戦争トラウマになっている。安易な平和主義者にはなれない。平和は平和から始まる。

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