崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

親日文化圏、反日文化圏

2017年11月21日 05時53分46秒 | 講義

 私の古稀記念に下関まで来られた方であり科学研究などで東アジアの日本植民地史を共に研究をし続けて来た植野弘子氏がワンアジア支援講座の講義を行なった。彼女はいわば親日文化圏、私は反日文化圏という対照的な地域と、対比されるようである。昨日彼女は日本植民地時代の日本文化、つまり韓国語でいうならば「日帝残滓」がそれほど清算されず日常の中に日本文化が残っていることが語られた。台湾総督府が中華民国総統府に利用されていて観光スポットとなっているもの、自分の生活の風景となっていると。水路を開くためにダムを作った八田與一技師への台湾の評価、銅像が保存・破壊と復元された話もあった。本当に反日文化圏ではありえない話であった。ソウルでは慰安婦博物さえ開館したというニュースが入った。西洋植民地の経験のあった台湾や南洋、単一民族国家であった朝鮮半島とは異なる点がある。


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