崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

慰安婦

2015年12月29日 05時40分51秒 | 旅行
 昨夜韓国KBS9のニュースを見た。もちろん慰安婦問題妥結という内容がトップニュースであった。4人の記者がそれぞれ報道記者レポーターが自分の名前を3回ずつ(間接紹介<막전 막후 순간들을 천효정 기자가 보도합니다>直接自己紹介<KBS 뉴스 천효정입니다>字幕<천효정>わたしには異様感がある)繰り返しながらまとまった形で報道をした。外相会談の合意宣言、繰り返してテレビ、ネットなどを通して注視していたので内容より報道の仕方に注目してみた。国家間の反省と未来志向的な決着として歓迎するが、一方では性的な慰安に大金を払う構造になってしまう恐れがないとは言えない。
 日韓両国のそれぞれ報道の違いに注意してみた。KBS9では韓国が積極的に外交努力をして成功させたという。産経新聞記者の無罪、憲法裁の棄却などに乗ってくれた日本、日本国の総理大臣の名前で日本軍関与に関して「謝罪」「賠償」という報道をした。それは韓国政府が国際社会において日本を圧迫してきた成果だといえると言う。朴大統領の大成功の「大勝」というコメントもあった。このようなニュースは国内用であり、まとめて外交成功というメッセージ性の強いものであった。
 全体的に日本のニュースが会談内容に近く客観的であった。韓国のニュースに比して日本のニュースでは韓国の「謝罪」という言葉は日本の「痛感」、韓国の「賠償」は日本では「基金」という表現になっていた。韓国の論理では痛感と言いながらお金を出すので結果的には韓国の言う謝罪と賠償になる名分となったのである。実質的には性犯罪に対する罰金、「性とお金」になっている。

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