崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「謝罪」個人と国家、個人と歴史

2019年05月17日 05時40分36秒 | 講義

昨日朝から講義準備、万全なところで教壇に立った。しかしコンピューターが開かない。一瞬パニックになった。前日が幸運の日だったら昨日は悪運の日に感じた。世界の名門と言われるハーバード大学のサンデル教授の講義の映像を流し、その間,必死でコンピューターを開いた。
 映像の内容はサンデル教授が日本のアジアへの「謝罪」をテーマにしたものだった。村山首相の謝罪を知っているか。まず中国の学生が「はい」と言った。韓国の学生は「心からの謝罪かどうか、疑いを持ちます」という。それについて日本人のあゆみさんは「自分がやったことなら、謝ったり、誠意を見せることができるが、わたし自身がやったことではないので、どうしたらいいかわからない」。
 サンデル教授は「いまの時代を生きるわたしたちには、前の時代に犯した道徳的な問題について世代を超えた責任は存在しないということだね」と迫って質問する。個人と国家、個人と歴史の関係性について深く議論していく。
 この映像に私はより問題点を深めてから質問した。1年生の時、過激な愛国心をもって書いた学生が「謝罪は無用だ」と言った。学生たちのレポートを読みながら講義は成功的だったと思った。

コメント   この記事についてブログを書く
« 幸運の日 | トップ | 地元名士 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

講義」カテゴリの最新記事