崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

鍵文化

2010年08月31日 05時48分40秒 | エッセイ
 ドイツに留学した同僚の山本達夫氏の話である。ドイツ人は普通10個以上の鍵を持っている。家の部屋毎に鍵を掛けるのも普通であるが、冷蔵庫の中にもまた鍵を掛けるようになっているものもあるという(写真は山本達夫氏の提供)。医学的な実験室でもない限り冷蔵庫まで鍵を掛けるということはわれわれからは異様に思われる。山本氏はアパートと自転車の鍵しか持てないのにドイツ人の友人は13個も持っていたという。
 韓国では名門大学出の立派な男と結婚しようとする女性は三つの鍵を用意すべきだという。マンション、高級車、通帳の入った金庫の鍵であろう。冷蔵庫の中にまで鍵を掛けるドイツ人と韓国人は鍵に関する文化が異なる。マンションの鍵といっても一つである。部屋毎の鍵がいっぱい付いている房はないだろう。一応あることはあっても部屋に鍵を使う人はあまりいないだろう。家族は秘密がないという前提であるからである。プライバシーがないのが家族であり、夫婦であるという考え方である。したがって親しさを表現するときプライバシーを良く知っているように語るのが韓国人である。心に鍵があるか、ないかの象徴的なことも鍵の異文化としてみることが可能であろう。
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-08-31 16:26:48
内もドアごとに鍵を付いているが、ただの飾り物になっています。ただし、夫と口げんかする場合、すごく役に立ちました。その前、姑さんが念のために、ひとつずつ取っておきましたが、今はどこにあるかをすっかり忘れてしまいました。しかし、鍵を持っている人は主人公の意識が強いのではないかと。その穴の後ろに対する「占領」感を目指しているでしょう。
Unknown (崔吉城)
2010-08-31 21:40:09
 良いコメント有難うございます。
 伝統的に主婦権の象徴的なものとして鍵やシャモジといわれています。私は定年の時鍵を返納するときに空しく感じました。
 口喧嘩に鍵を閉めないのが和解しやすくなりそうですが、

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