韓国の文化人類学会で私はイギリスとアイルランドを例にして、日韓の親日とか反日という、植民地と被植民地との関係について若干言及した。早速質問があった。その「変節」特に反日から親日へ変節が問題にされることをどう思うか。私はどちらを味方をするかはそれほど重要ではないと、スポーツのゲームと同じ、どちらの方を応援するかが問題ではなく、そのゲームが面白くしかも意味あるものであったかが重要であると論じて答えた。最後のパネルでは50年前私が学会創立期を回顧した。私の恩師以外には私が最高齢であった。会員の多くが覚えが薄く、あちらから知って話をかけてくれたので嬉しかった。一方では同年輩の人が少なくて、さびしかった。
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