崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

朴在圭総長からの記念品

2013年11月16日 03時38分20秒 | エッセイ
今日行う大学開学記念式典で姉妹大学の韓国慶南大学校の朴在圭総長からの記念品を張竜傑教授が持って来られた(写真)。総長の親筆署名入れの特別注文の白い陶磁器である。李朝白磁の優雅な雰囲気を持つ。生け花の花器として一品でもある。張氏はそれを手荷物で持ってくる時の苦労話をした。その白磁が韓国側の税関で文化財搬出の審査受けに時間がかかり過ぎて焦ったという。昔、私も文化財専門委員として民俗資料の搬出審査に空港に出張したことがある。基本的には1910年以後のものは審査対象にならない。しかしこの白磁は創作陶磁器であっても文化財風に見えたようである。記念品を送って下さった総長の温かい心をいただき、展示し、花を生けるのに利用したい。朴総長の記念祝辞は今日の式典で張教授により代読される。
 昨日の夕方は張教授たちとの会食を欠席し、以前に約束した午後6時半からの会議の会場に時間的に余裕を持ってバスに乗った。しかしそのバスは下関に来て以来利用したものとは異なった路線のものであり、住宅街を廻るものであった。初めて知った路線であり、時間が掛り遅れそうなり焦ってしまった。下車、走り、会場に到着して安堵したのはよかったが、事務担当の人以外私一人だけ、間に合ってホッとし、他の人がいないのに失望した。しかし、約束を守った充実感はあった。歩いて帰宅、夕食は大分遅れ、食後すぐベッドに入った。ある在日新聞から年頭寄稿文の原稿依頼、自著のエッセイ集の最終校正などの仕事を放置していたのが気になった。
 

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