崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

朝鮮戦争70周年

2020年06月25日 06時39分34秒 | エッセイ

梅雨入り、メディアでは戦争の話が始まる。沖縄戦から、故外間守善先生が語ったつらい体験が学問の底力になったことを、毎日新聞の1ページコラムで書かれていた。大東亜戦の原爆と終戦の記念の長い話、これからも続くだろう。それはただ過ぎた話ではない。北朝鮮の爆破とビラの話で私は多くの過去の事を思い出す。
 今日は記念日である。私の人生に最も影響ある不幸な出来事であった。38度線近い農村で生まれ苦戦の最中でも生き残ったことに感謝する。その辛い体験は拙著『朝鮮戦争でうまれた米軍慰安婦の真実』(ハート出版、2018)に詳しく書いた。その体験は私の研究と人生に強く影響している。