崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

日記とは

2019年04月17日 06時21分44秒 | 日記

 今,戦前、終戦、戦後にかけて生きていたある人の日記を読んでいる。読書会のメンバーの古本氏から頂いたものである。高校時代に戀愛感を素直に、時には英語で書いている。まだ悩みも書いてある。私自身のその時を回想させる。私のコラムの文は私事も書いている。私の日記、多くは紛失、今書いている文はその続きではあるが日記とは言えない。ただ毎日書かなければならない習慣によるものである。それは数十年間書いてきた日記を書く習慣からの連続でもある。日記はよりプライベートなものであり、自慢もあれば恥ずかしい思い出もある、面白可笑しく書くものでもない。なぜ日記を書くのか、誰かに読ませるものなのか、そうではない。私自身も正確に分からない。

 近年、私は慰安所帳場人の日記を読み、紹介する『慰安婦の真実』を出した。その日記の朴氏が書いた慰安所の内容も重要であるが、私は日記者、ぞの人との出会い、人格との出会いに関心が高い。自分の日記が読まれることのように注意深く読んだのである。今、世界的なベストセラーの『さゆり』を読んでいる。原体験に最も近いのは日記であるが日記によるものではない。ある芸者の記憶、回顧、口述、翻訳、そして作品化の過程を経て小説、映画になっている。

コメント