崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『植民地朝鮮の絵はがき』

2015年06月14日 04時51分36秒 | 旅行
昨日は福岡で終日ソウルと東京から来られたお客さんと会って出版の話を長くした。朝8時に家を出て博多駅に早めにつき、駅周辺の東西南北を観察歩き、10時過ぎソウル民俗苑の社長と朴氏と合流、佐賀本丸歴史館の学芸員の浦川和也氏を訪問した。これで私が総監修者として彼に会うのは4回目である。『韓国近代の絵はがき』の全7巻の出版の最終校正や確認事項の話がまとまった。出版社社長が5回も筆者を訪ねて進行させるのは今の日本では珍しい。7月には出版することになった。その歴史館ではお茶も出ず、事務室を出た。雨に濡れながら路上を歩いた時、傘を貸してくれた人がいた。その一つの傘に4人が入り、雨に濡れながら感謝と別れのあいさつ、彼は学んでいる韓国語で話をしてくれた。タクシーを見付け、博多に戻り日本第一の大型書店福岡支店に寄り、営業部長に会い、出版予定の本の日本販売の総代理店になって下さるように交渉して合意した。出版と販売までの話が一気に進んだ。
 また東京から来られる西岡力教授を待ち、(写真中央)、民俗苑からの二人を紹介し、彼の韓国語での話を楽しんだ。彼は昔延世大語学堂で韓国語を学び、日本大使館に勤めた。彼は私が在職した啓明大で講演したことがった。私との出会いが1980年からである。その後彼が『現代コリア』の編集をしていたころには東京では時々会っていた。最近彼は北朝鮮の拉致、慰安婦問題などの社会運動を精力的に行っている中堅学者である。彼は今日博多で行われる拉致大会で講演するという。東京からは拉致担当大臣山田氏も参加するという。民俗苑からの二人の方と下関へ、夕食後、家内が予約したホテルへ着いたが家内の錯覚で予約されておらず、急遽友人の権藤氏に電話でSOS、そして民宿へ。帰宅した時は夜の10時であった。今日は朝から拙宅で出版準備会が続くであろう。