崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)

2015年06月03日 04時12分36秒 | エッセイ
珍島での講演の草稿のために当時のノートを見ている中に、1969、70年私が撮った無声映像が見つかった。8ミリで3分間のフィルムで撮りアメリカへ郵送して現像したものを10本ほどを繋げて保存したものである。韓国東海岸の巫俗のムーダンたちのクッの現場の映像である。これがおそらく調査者が撮った韓国初のものであろう。多くのムーダンが亡くなり、当時小学生であった金正熙君、宝慶嬢の踊りの一部を昨日ユーチューブで公開して金氏自身が嬉んで確認した。これからも時々公開していくつもりである。
 韓国語の講演草稿がある程度終わり、文を磨いている中、変なニュースが入ってきて気になった。珍島で数日間国楽院主催の大会で講演と会議参加が近く予定されていて不安である。日本では地震と火山の噴火が続いていて不安がないわけではないが、このたびは一人も死亡者は出ていない。耐震対策がキチンとしているので安心感がある。韓国のセウォル号転覆と同じような事故が中国の長江で竜巻のような風にあおられ旅客船が転覆して目下悲惨な状況である。韓国では中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が拡大しているという。外国人観光客の予約キャンセルも相次ぐ、私のような持病のある者には空気感染と肺炎ということで大いに脅威である。韓国から親族や高校生たちが近く来ることになっている。日韓の一般人の往来もそうであるが、韓国への外国人旅行客のキャンセルも相次ぐなど不安が広がっている。