崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「冬へ戻った」

2013年03月26日 05時19分40秒 | エッセイ
桜が例年より早く咲くという朗報にブレーキがかかった。ここ山口地方の気象台では霜注意報を出している。この寒さを「冬へ戻った」というのに韓国ではコッセンチュイすなわち花を咲かせたくない「嫉妬の寒さ」と報じられている。この気温の急降下は全く自然現象であり、温度と曇と風などの説明で良いはずである。それを冬に戻ったとか嫉妬とかはオーバーな表現であろう。人間が自然を感じ、解釈する勝手なことであり、あるいは文化といえる。日本の表現に比べて韓国は派手な花にやきもちを持っている。日本に比べて寒さについてオーバーな解釈であり、面白さがあり、日本の方がドライに感ずる。
 桜は気温に敏感であり、一足早く満開したところではこの寒さで花嫁が泣きそうな表情をしているように見える。しかし我がマンションの桜は慎重型でまだ1,2部にしか咲いていない。これからはまさに春の日和になり、お待たせしました!というように満開になるだろう。