崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

じゅんさい

2011年11月16日 06時54分56秒 | エッセイ
下関の高級料理屋の古串屋で晩さん会に参加した。韓国で全く食べないものが日本で高級料理になっているじゅんさい(蓴菜)を味わった。広島に住んだ時溜め池で採取する人に聞いて分かったが、味わったのは初めである。見た目はカエルの卵のようであり、ねばねば滑り箸ではつかみにくいのでスプーンで口に運んだ。珍しいだけ、美味しくは感じない。昔は普通の食材であったが、いまは高級感のある食材になっているという。日本では松茸が高級化して北朝鮮や韓国が日本向けの商売で儲けたとも言う。それぞれの文化において好き嫌いを調べると商売に成功するかもしれない。調べて研究することが商売の先行であろう。