崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

五月

2011年05月02日 05時21分07秒 | エッセイ
 日本と韓国では五月はもっとも良い月である。寒くも暑くもない、新緑の季節である。昨日は大型連休の中、5月1日は世界的には広くメーデー(労働の日)、5日はこどもの日、8日は母の日、韓国では15日が先生の日など記念日が多く入っている。宇部に行く道路縁辺にはサツキや藤の花が美しく目に入る。大韓キリスト教団の総会長の崔栄信牧師の宇部教会には予定より早く到着した。800坪の森林の中に建坪400坪のガラス張りの超現代建物の教会の前にはチューリップ、木蓮、藤、ブールベリー、紫蘭などが咲いて楽園のような雰囲気が微かな香と共に溢れていた。1時間教会の周りで花を鑑賞しながら見回ってから礼拝に出席した。教会の創立に貢献の大きかった長老は亡くなられたとのことで残念であった。
 礼拝後は昼食、牧師の自宅でのコーヒータイムは楽しかった。尖塔式青屋根の外見の現代式の建物に入ったら小美術館のようなカウンター式のコーヒーショップの雰囲気。牧師夫婦と我が夫婦、李良姫さんとの放談は長く午後3時近くまで続いた。牧師の奥さんの李茂玉氏は私の昔の弟子。彼らは「またあいましょう、さよなら」と帰る私たちの姿が見えなくなるまでに見送っていた。