崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関 電線埋没工事

2008年11月22日 06時20分08秒 | エッセイ
 下関わがマンションの前の国道2号線に沿って電線埋没工事が終盤になっている。工事の煩わしさも気にならない。工事の完成を楽しみにしている。赤間神宮や名所が多いこの付近は観光地でもあり、写真を撮ろうとしても黄色い束になっている電線が邪魔になる。
 私は電線には怖さを感じている。昔、電線工事中に電信柱の上で感電死した現場を見たことがあるからである。まるで虫が焼かれるような残酷な場面であった。また落下傘訓練中に高圧線に引っかかって火傷し、重症患者になった人のつらさも見た。この付近の電線はそのような危険なものとは思わないが、私にとって観光上、そして脅威感がありいやなものである。
 それを目下、地下に埋没する工事の最中である。工事現場を通り抜けながら嬉しく観察する。おそらく下の貫通が終わり、新しい電線を入れてから地上のものを撤去するのだろう。一日も早く終わることを待つ。