崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

結核病

2008年05月29日 07時17分16秒 | エッセイ
 一昔前、結核は大変恐ろしい病気であり、それで多くの命が無くなった。一昨日病院でCTを取って頂いた。古い病巣が白く石灰化されたのが写っており、専門的にはわからないが胸がぼろぼろなのかなあと写真は繰り返し見た。しかしお医者さんは結核の跡とは別のところの気管支炎と診断され薬をくれた。私は1959年この病気の末期に臨んで死を目の前にしたことがある。闘病生活をしてようやくここまで生きてこられてたことに感謝している。闘病中一緒に暮らした精神病者に伝道されクリスチャンになって生き方を大きく変えた。「九死一生」心身とも一新するには10年近く掛かった。その古い病巣は私の行動をいろいろと制限してきた。スポーツとは縁のない生活、ただ規則的な生活習慣などを守るようになった。私の死にいたる病名は何になるかなと考えるとやはりそれに近いものではないかと考えている。